[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く] 第2回 ~スタート画面~
[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く ] 第2回 ~スタート画面~
新しい連載として、「UI Design and Interaction Guide for Windows Phone 7」というドキュメントを元にしたWindows Phone 7のUIデザインについての連載を始めます。オリジナルのドキュメントは、下記Webサイトよりダウンロードできます。
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff637515(VS.92).aspx
このページの最初のほうにある、「UI Design and Interaction.....」というリンクをクリックすると、ダウンロードが始まります。
[Start] (26ページ - 27ページ )
Windows Phone 7の最初の画面です。
WP7の電源を入れると、このような画面が表示されます。
正方形や長方形の四角がいくつか表示されています。
これらをタイルと呼びます。
WP7では、よく使うアプリケーションをこのようにスタート画面に表示させ、ここから起動させることができます。
WP7のハードウェアには、下図の赤で囲っているところのように、必ず3つのボタンがあります。
左から、戻るボタン、スタートボタン、検索ボタンです。
中央にあるスタートボタンを押したときも、スタート画面に戻ります。
四角いタイルは、アプリケーションを起動させる役割を持つだけではなく、その中に表示されている画像や文字を状況に合わせて変えることができます。
例えばこのようなタイルは、未読メールが25通あることを教えてくれていて、このタイルをタップするとメールを読むことができます。
スタート画面にどのようなタイルをどの順番で置くかは、ユーザー側で設定することができます。
天気が気になる人は天気予報を表示させるタイル、ハマっているゲームがある人は、そのゲームのタイルをスタート画面に表示できます。
スタート画面は、下にスクロールさせることができます。表示させたいタイルが1画面では収まらない場合も心配ありません。
スタート画面は、必ず縦長の画面として表示されます。
[関連事項]
今回の関連事項として、"Tile and tile notifications (46-47ページ)", "Start Button (106-107ページ)"があります。これらの章に関しては、本連載中に記事を掲載する予定です。
[注意事項]
この記事は、UI Design and Interaction Guide for Windows Phone 7 Version 2.0を元に書いています。個人的な意見や見解も含んでいます。
記事中のページは、印刷後のページ(左上または右上に表示されている数字)です。
画像は、断りのない限りオリジナルのドキュメントから引用しています。
英語の得意な方は、オリジナルのドキュメントもご参照ください。
[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く]
第1回 : ~WP7のデザイン哲学~
マイクロソフト
田中達彦