Windows Phone 7.5の書籍で作るゲーム紹介2 ~GPSを使った位置ゲーム~
マイクロソフトの田中達彦です。
現在編集中のWindows Phone 7.5用のゲームプログラミング本で作るゲームを順次紹介します。
今回は、第7章で作成する位置ゲームを紹介します。
位置ゲームは携帯電話で流行っているゲームで、自分のいる場所によってさまざまなイベントが起きるようなゲームです。
有名なものには、ケータイ国盗り合戦などがあります。
位置ゲームでは、GPSや携帯の電波を使用して自分がいる位置を検知します。
書籍で作る位置ゲームはシンプルなもので、まずゲーム開始時の位置を登録します。
そして、その位置から東西南北に3km離れた地点に移動し、ボタンをタップするとその地点を制覇したことになるというものです。
例えば下の地図の場合、中央の赤い丸の部分でゲームを開始したとします。
その位置から東西南北に3km離れた地点を計算すると、赤い矢印で指している緑色の丸の部分が3km離れた地点になります。
3km離れた地点がビルであったり山であったりするかもしれません。
そのような場合も考慮し、緑色の丸から半径500m以内であれば、その場所を制覇したことにします。
緑色の丸の周りにある円が、半径500mの円です。
ゲーム開始時は、[現在地の取得]と書かれたボタンに[ゲーム開始]と書かれています。
[ゲーム開始]ボタンをタップすると、ゲームが始まります。
[北に3km]や[東に3km]などのボタンをタップすると、行くべき場所の地図が表示されます。
自分が移動し、目的地に来たなと思ったら[現在地の取得]ボタンをタップします。
目的地の500m以内でボタンを押すと、ボタンの色が変わり、その場所を制覇したことになります。
[北に3km]や[東に3km]などのボタンを押したときの動きは、なかなか面白いです。
書籍の第7章では、ユーザーインターフェイスの作り方や、GPSの値の取得方法、距離の計算などを説明しています。
書籍の発売日等の情報は、決まりしだい本ブログで紹介します。9月中の発売を目指しています。
マイクロソフト
田中達彦