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Windowsストア 審査の通し方 No.03 ~[1.2] ベータ版は審査に通らない~

マイクロソフトの田中達彦です。
本連載では、Windowsストアの審査でよく引っかかるポイントを説明します。

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[2012/11/7 追記]

Preview」または「プレビュー」という文字も、今後はストアの審査に通らないという連絡が入りました。

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[注意事項]
Windowsストアの審査に通るかどうかと、良いWindowsストア アプリかどうかの基準は別のものです。
良いWindowsストア アプリでも、必要な機能がないと審査に落ちることがあります。
本連載は、「Windows 8 アプリの認定の要件」バージョン4.0(2012年10月19日改定)の中からポイントとなるものを抜き出しています。
下記リンクの最新の要件を必ずお読みください。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694083.aspx

[ベータ版という文字列がNG]
アプリの中に「ベータ版」という文字列があると、認定の要件の1.2で落ちます。
1.2の内容は「ユーザーが Windows ストアからアプリを入手したとき、そのアプリは完全に機能しなければならない」です。
同様に「テスト版」などの文字列も使用したら審査に通りません。
「Beta」、「Test」も同じです。

では開発途中のアプリをストアに上げるにはどうすればよいかと言うと、「プレビュー」または「Preview」の文字を使用してください。
これらの文字の場合は、ストアの審査に通ります。 (2012/11/7 削除)

[未実装の機能を呼び出さない]
プレビュー版の場合、完成版と比較して実装していない機能があるはずです。
実装していない機能は、呼び出せないようにしてください。
例えばボタンがあり、そのボタンをクリックすると「この機能は実装していません」というメッセージや、「この機能は将来のバージョンで実装します」というメッセージを表示させていると、アプリとして不完全とみなされ、1.2の項目で落ちます。
このときは、ボタンそのものを取り除きます。

プレビュー版といえども、バグは許されません。
ストアのテスターがテストしている最中にアプリがクラッシュしたら、審査に通りません。

[前後の記事]
No.02 : [6.5] 日本語版に英語のUIがあるとき
No.04 : [2.4] Webブラウザーに飛ばさない

マイクロソフト
田中達彦