Fruits Attackはなぜダウンロード数が多いのか
マイクロソフトの田中達彦です。
昨年12月末のハッカソンで作成した、Fruits AttackというWindows Phone用のゲームのダウンロード数が10,000を超えました。
ダウンロード数が多い理由として、英語版として提供したことや、対応プラットフォームをWindows Phone OS 7.0にしたことが挙げられます。
しかし、それだけではないようです。
手元に2012年2月23日までのデータがあります。総ダウンロード数は10,449です。
まず、国別のダウンロード数をみてみましょう。
パッと見に多い国として、以下の国があります。
米国 : 3,032
ドイツ : 1,416
イタリア : 948
台湾 : 725
ロシア : 719
調べてみたら、日本は41しかありませんでした。
英語での説明をつけると、ダウンロード数が上がることは間違いなさそうです。
しかし、Fruits Attackのダウンロード数が他のアプリに比べて多いことが分かった後で、似たようなアプリを日本語版と英語版で作ってみました。
Shootという日本語版のゲームと、Shoot EvoというShootの進化版を英語版として作成したゲームです。
公開して約1か月で、Shootが1,242ダウンロード、Shoot Evoが1,140とあまり変わらない結果が出ています。
公開当初はShootのほうがダウンロードが多く、徐々にShoot Evoが追い付いてきている感じです。
実は、Shootは公開後数日間、Marketplaceの目立つところに表示されていました。
そのため、ダウンロード数が多かったのだと思われます。
ただ、マーケットは全世界のほうが大きいので、Shoot Evoのほうが着実にダウンロード数が増えつつあります。
とはいえ、英語版を作ったから爆発的にダウンロード数が増えたとも言えないようです。
Fruits Attackは、もともと昨年10月に実施したセミナー用に作ったゲームです。
ゲームの作り方の説明用なので、ゲーム性を追求するより、なるべくシンプルにゲームを作れるように設計しました。
ですので、ゲームとしてはあまり面白くないです。
これらのことを考えると、実は「Fruits Attack」というゲーム名が良かったではという推測に行きつきます。
米国やドイツで何か連想させるものがあったのか、またはAttackという響きが良かったのか、具体的な理由はわからないものの、今のところはそれくらいしか思いつきません。
もし、自分の作ったアプリやゲームが、予想以上にダウンロードされている方がいらっしゃれば、ぜひ、その情報を共有してください。
マイクロソフト
田中達彦