App-V テクノロジーを NTT さんがサービスに利用してくれます。
比較的小さめのセミナーや、特定のお客様向けのプレゼンテーションの中で、マイクロソフトのテクノロジーのベースとして数年間はぶれない(だろう)技術が3つあるとお話をしています。
- VHD
- 仮想マシンという観点もあるが、
- オフラインでも操作可能なファイルフォーマットとしても注目していて、
- たとえば、
- 物理マシンのブートにも使えるし、
- マイクロソフトが提供する iSCSI Target (Storage Server) は、論理ディスク(LUN)を VHD ファイルとして作ったり、
- まだまだ広がる可能性はありますね。
- PowerShell
- ご存知、自動化のカギを握るスクリプティング環境で、
- Exchange から始まり、System Center 製品群や、SharePoint 2010、Active Directory などの OS の機能、Azure の管理までも PowerShell が利用されていて、
- この流れは今後も続く事でしょう。
- App-V
- アプリケーションの仮想化技術で、
- OS と アプリケーションとの間に1つレイヤーを入れることによってアプリケーションのライフサイクル管理を柔軟にするもので、
- サーバー側の設定1つでクライアントへ自動的にアプリケーションが配布されるデモは、とてもインパクトがあります・・・
- そして、最近では Windows Azure の アプリケーション展開にも App-V のサーバー版 (Server App-V) が使われると発表され、
- 次期 SCVMM でも、仮想マシンを作るだけでなく Server App-V によって仮想サーバーアプリケーションも管理し、自動展開することになっています。
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さて、今回の投稿の目玉は、3番目に紹介した App-V です。
札幌のコミュニティでもお話をさせていただきましたが、アプリケーションの仮想化技術をうまく活用することによって、こんなサービスが作れるわけです。
https://www.microsoft.com/japan/showcase/ntt-ew.mspx
契約が完了するとすぐに使える状態になり、契約が終了するとすぐに使えない状態になるというのは、App-Vを知っている方ならイメージが湧く事でしょう。
「年末年始しか使わない年賀状ソフト」と「期間で購入するというクラウド型の課金」が見事に融合していたりと、なんとも面白いサービスになりそうですね。
マイクロソフト 高添