Set-CsConferencingPolicy の AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing と EnableAppDesktopSharing
こんばんは。Japan Lync Support です。
Standard CALユーザ向け会議ポリシー(画面共有)の仕様について、Technet情報に記載が不正確な記事などがあり、本Blogで正確な情報をご案内させて頂きます。
[AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing]
アプリケーション共有を含む会議の組織、ならびにピアツーピア通信でのアプリケーション共有をユーザーに許可するかどうかを示します。既定値は True です。
この設定は、会議を開催するユーザーと、ピアツーピア通信設定の両方に適用されます。
False
に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、アプリケーション共有は許可されず、また、そのユーザーはピアツーピア通信でのアプリケーション共有開始が許可されません。
ただし、そのユーザーは、アプリケーション共有が許可されている他の会議に参加できます。
[EnableAppDesktopSharing]
AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing
によりアプリケーション (またはデスクトップ) の共有が許可されている場合に、共有できる範囲を示します。
許可される値は次のとおりです。
Desktop。ユーザーはデスクトップ全体を共有できます。
SingleApplication。ユーザーは 1 つのアプリケーションを共有できます。
None。ユーザーは、アプリケーションとデスクトップを共有できません。
この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。
つまり、同一会議内のユーザーは、デスクトップまたはアプリケーションの共有が可能なユーザーがいる一方で、アプリケーションの共有が可能だがデスクトップの共有は不可能なユーザーがいるという状況が生じる可能性があります。
なお、既定値は Desktop となっています。
以下のBlog
記事でも英語情報ですが、この内容に言及しておりますのでご参考にご紹介いたします。
TechNet
Blog : Conferencing Policy Settings: AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing
Lync
Team Blogでは、不正確な情報などを確認した場合には、今後もサポートチームとして調査を実施した上での結果を、Blog上に公開していくよう努めて参ります。