Office 365 から Lync 2013 をダウンロードし、インターネットを経由せずインストールする方法
こんばんは、Lync サポートのワトソンです。
最近お客様からよく、Office 365 を利用しているときに Lync 2013 をストリーミング
でインストールするとき、以下のような声をお聞きします。
1. プロキシ環境であるため、インストールができない。
Office 365 のインストーラの場合は Winhttp を利用するため、
もし、厳しく制限されている環境である場合、WPAD で Proxy 設定を配布していない限り、以下のようなコマンドで手動で設定する必要があります。
例: netsh winhttp set proxy kaisyanoproxy.contoso.com:8080
でも、すべての PC で手動設定をするのも時間がかかりすぎる!!
2. すべての PC でインストールするために、データをダウンロードをしたくない。
以下のようにしていただければ、セットアップに必要なファイルを事前にダウンロードする事が可能となり上記のような問題の回避が可能になります。
1. Office のインストール ソースを保管するためのネットワークシェアを作成します。
例: \\server\Office15
2. 以下のサイトより Office Deployment Tool を取得します。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=36778
3. ダウンロードした OfficeDeploymentTool.exe を選択し、ファイルの出力先として 1 で作ったネットワークシェアを選択します。
4. こちらのフォルダー内にある Configuration.xml ファイルを notepad.exe で開きます。
5. ファイルを以下のサンプルのようにカスタマイズします。
この場合、 32 Bit の Lync 2013 クライアントの 日本語版がインストールされます。
======
<Configuration>
<Add SourcePath="\\Server\Share\" OfficeClientEdition="32" >
<Product ID="Lync">
<Language ID="ja-jp" />
</Product>
</Add>
</Configuration>
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▲ 英語版や 64 bit 版への変更を含むその他の Office 製品とのインストールの詳細なオプションに関しましては以下の URL をご参照下さい。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219426(v=office.15).aspx
6. ファイルを保存します。
7. 以下のコマンドを実行し、上記で設定した Office のソースをダウンロードします。
\\server\Office15\setup.exe /download \\server\Office15\Customconfigfile.xml
▲ ダウンロードが終了するまでお時間がかかる場合がございます
8. 端末にインストールを行う最、対象の端末で管理者権限のコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
\\server\Office15\setup.exe /configure \\server\Office15\Customconfigfile.xml
▲ インストールが完全に終了するまで必ず PC を再起動しないようお願いいたします。
もし、再起動した場合で再度インストールを行うにあたり、エラーが発生した場合、以下のページより FixIt ツールを取得していただきアンインストールを行う必要がございます。
https://support.microsoft.com/kb/2739501
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引き続き、快適な Lync ライフをお楽しみください。
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