[閑話休題] Windows Home Server - "ママ、どうしておうちにサーバーがあるの?" をリアル娘に読み聞かせてみました。
皆様、おひさしぶりです。なおきお~です。
今日は、4月1日なので、エイプリルフールで、至る所で、ジョークが飛び交っていると思います。
本日は、ジョークではないのですが、"管理者は見た!~AD と ILM 一家の秘密~" の"ういこ"さんから、コラボレーションの提案があり、"[閑話休題] Windows Home Server - "ママ、どうしておうちにサーバーがあるの?" をリアル息子に読み聞かせてみました。" の娘版のお話をしたいと思います。
まず、私の場合、この絵本を持っていないので、ある方に相談したら、すぐに ACK と "郵送した" というreply が来ました。すばらしいturn around time です。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
さて、この絵本の表紙のように、母と娘という形式にするために、妻に協力をお願いし、快諾。
"ういこ"さんの息子に近い年齢の娘(1年程度 年下)に読んで聞かせてあげることにする。
まず、表紙から。
娘:「これサーバー?」と真ん中のPCを指差している。
妻&私:「!!!」
何と読む前から、すでに、サーバを知っている!?
妻:「サーバーを知っているの?」
娘:「知らない。でも、サーバーって文字の下にあったから。」
なるほど、素晴らしい着目点です。
娘:「で、これ何?」と、作者のトム・オコーナー博士なるものを指差す。
妻:「この本を書いた人だよ。」
娘:「ふーん」
1ページ
娘:「これなんて書いてあるの?」といきなり、この本の発刊にかかわる根幹となる内容について指摘を受ける。
妻:「えっと・・・書いた人を紹介しているんだよ。」と嘘は言わないが、核心は話さず。そそくさと、次のページへ
※読みずらいと思いますので、書いてある内容を一字一句変えずに記載してみます。
この本の作者トム・オコーナーは本当は博士号なんて持っていません。それどころか存在しません。それにこの本の内容は全てフィクションです。でもね、Windows Home Server は、実在の製品です。きっとほしくなりますよ。
|
Windows Home Server のことをもっと知りたくなったらここを見てね。 www.microsoft.com/japan/windowshomeserver |
2ページ
サーバーは、おかしな形の箱であることを説明。
妻:「これ何かわかる?」
娘:「うん、棚!!!」
妻の話を聞いていないか、理解していない様子なので、もう一度 説明。
妻:「これ何かわかる?」
娘:「うん、本棚!!!」
おっ、棚が本棚に変わったが、残念ながら、不正解。ただ、文を無視して、絵だけで判断すると、本棚に見える。
3ページ~4ページ
会社は、つまらないことで、会社に行くと、機嫌が悪くなったり、意地悪になると説明。
娘:「でしょっ?」と、屈託のない笑顔で私に確認
何故に、「そうなの?」と疑問形ではなく、この内容を肯定して確認なのだろうと思いながらも
私:「お父さんは、ここにいないでしょ?お父さんのことではないよ。」と苦しい切り返し。
とすると、娘が、突然 トン・トン・トン・トンとゴミ箱の辺りを指差し、不機嫌な顔で何かをアピール
私:「何?・・・どうしたの?・・・ゴミ?・・・片付けろ?」
娘:「そう」
私:「この人はダメだけど、お父さんは、大丈夫だから。」(本当に、Officeの机はちゃんと片付けています)
5ページ
娘:「犬でかっ!」とページをめくった途端に大声で、指摘
絵的には、小さなものだが、何が大きいと感じたのだろう?
どうやら、隣の子供と比較して、大きい犬であると認識したようである。
なるほど、比較的 大型の犬のようだ。よく見ている。
6ページ~8ページ
ほとんど反応がなく、妻は、坦々と読み続ける。
9ページ
おじいちゃん・おばあちゃんと、おうちの人以外でも、写真を見せ合いができるところで反応が!
娘:「でもね、知らない人に見せちゃダメなんだよ!」
すばらしい、セキュリティを理解している。
妻:「そうだね。見せちゃダメだよ。」
妻:「『大きな声のおじさんにともね。』」と読んでいると
娘:「大きな声を出しちゃダメだよ!」とおじさんのダメ出し
妻:「そうだね。静かにしないとダメだよね。」
ゴミのことといい、本題からずれたところで、随分と手厳しいダメ出しだ。
10ページ
ここで途端に反応が良くなり、隣の人や前の人との関係を創造したり、写真を撮ったときの状況を創造したり、新たな話が創造されていき、突然。
娘:「ねぇ、ここどこなの?」
妻:「どこだと、思う?」(教室や図書館との回答を期待して)
娘:「あっ、わかった!宇宙にお部屋を作んたんだよ。そうでしょ?」
妻&私:「!!!」
なんと、大胆な発想。しかし、言われてみると、この窓らしきところから見える景色は、普通の夜空と言うには不自然だ。
宇宙ステーションとは、意外と的を得ているかもしれないが、このままだと、話が全く別の流れになるので、強制的に次のページ
11ページ
PC が壊れてもサーバーにファイルを保存してあるから、大丈夫という話をしていると。
娘:「ねぇ、どうしてコンピューターが壊れたの?」
妻:「絵を見てごらん。どうしてだと思う?」
娘:「わかんな~い。」
今までの鋭い突っ込みから一変して、こんなに、あからさまな状況の絵を理解できないようだ。
妻:「よーく、見てごらん。コンピューターの上に何がある?」
娘:「わかんな~い。何これ~。ペンキ?」
ペンキ!?どうやら、この絵だと、水より粘りがあるように見えるために、犬のお小水とは認識できないようである。
したがって、犬は、器物破損の容疑者から外れ、無罪放免。
12ページ~13ページ
またもや、ほとんど反応がなく、妻は、坦々と読み続ける。興味の有無の反応が極端である。
14ページ~15ページ
妻:「『おうち用のサーバーなんておかしいっていう人もいるかもしれない』」と読んでいると
娘:「この子が、おかしいよ!」と右のページの左側の子供を指す。
からかっている子供のほうが、おかしいと主張。
妻:「何が、おかしい?」
娘:「顔!!」
妻:「・・・そうだね、おかしな顔だね。」
確かに、おかしな顔だ。しかし、ものすごくダイレクトな指摘だろう。友達には言っていないよね。
16ページ~17ページ
興味が無いようであり、ほとんど反応がなく、妻は、坦々と読み続ける。
しかし、私は、サーバーのライトがチカチカ光っていると書いてあるのに、絵では、ライトが光っている様子がないことを見逃していない。
18ページ
さて、クライマックスになりました。
娘:「ねぇ、これ本当に犬なの?」
クライマックスに来て、何て根本的な指摘をするのだ。
妻:「どうして、そう思ったの?」
娘:「だって、犬なのに、耳が長くて、立っているなんて変だよ。ウサギじゃないの?」
ウサギ!?
しかし、見直してみると、この犬モドキのウサギは、耳は長いし、疑惑のシーンを除き、耳は立っている。
この犬モドキのウサギは、コンピューターの破損の容疑は無罪だったが、今度は、身分を偽った容疑がかかってしまった。
19ページ
妻:「『うれしいよね!』」と最後のダメ押し
娘:「うん!」
紆余曲折がありながらも、最後は、なんとか綺麗に締めとなりました。
教訓
固定観念に囚われていると発想が貧困になる。子供は、知識が少ないが、着眼点や発想にかけては素晴らしい。
後述
娘が自分で読みたいと言ったので、漢字とアルファベットには、全て振り仮名を振りましたが、何故か、"大丈夫"という漢字だけは、振り仮名なしで読めました。何故、"大丈夫"だけが読めるかはわかりませんが、根拠もなく、この娘の将来は、大丈夫だろうと感じた今日この頃。
長々と失礼しました。
WDK/DDK のお話は、後日 また。