分離型の仮想マシン(VM) に新しいサイズを追加
執筆者: Joel Pelley (Senior VM Sizes and Hardware Program Manager)
このポストは、2018 年3 月 12 日に投稿された New isolated VM sizes now availableの翻訳です。
このたびマイクロソフトは、E64i_v3 および E64is_v3 の 2 サイズの仮想マシン (VM) を新たに発表しました。これらの VM は、分離された形で単一のお客様専用のハードウェアに提供されます。このため、コンプライアンスおよび法規制遵守のために他のユーザーと高度に分離する必要のあるワークロードに最適です。また、Azure でサポートされている入れ子型 VM を使用して、リソースをさらに分割することもできます。
E64i_v3 と E64is_v3 のパフォーマンスと料金体系は、類似製品の E64_v3 と E64s_v3 と同一で、現在これらが提供されているリージョンで提供される予定です。名称に含まれる小文字の「i」は、この VM が分離型 (isolated) であることを示しています。
E64_v3 と E64s_v3 とは異なり、この新たな 2 サイズは特定のハードウェアにバインドされます。また、これらは Intel® Xeon® プロセッサ E5-2673 v4 2.3Ghz ハードウェアでのみ稼働し、少なくとも 2021 年 12 月まで提供されます。なお、これらのサイズが正式に提供終了となる 12 か月前にはリマインダーを提供し、次世代のハードウェア バージョン向けにアップデートされたこれらと同様の分離型 VM を提供する予定です。
今回の新しい E64i_v3 と E64is_v3 の 2 サイズは、ポータルからオンデマンドで使用できます。また、2018 年 5 月 1 日以降、1 年契約の Reserved VM Instances としてもご利用いただけます。
E64i_v3 と E64is_v3 が加わり、Azure の分離型 VM の現在のラインナップは以下のとおりです。
これらの VM をぜひ皆様の高度な分離が必要なワークロードでご利用ください。