Kafka for Azure HDInsight のパブリック プレビューを開始
執筆者: Oliver Chiu (Product Marketing, Hadoop/Big Data and Data Warehousing)
このポストは、11 月 17 日に投稿された Kafka for Azure HDInsight now public preview の翻訳です。
このたび、Kafka for Azure HDInsight のパブリック プレビューが開始されました。
Apache Kafka for Azure HDInsight の概要
Kafka for HDInsight は、コスト効率に優れ、簡単にプロビジョニング、管理、使用できるエンタープライズ クラスでオープンソースのストリーミング取り込みサービスです。Storm は、不正検出、クリック ストリーム分析、金融取引関連のアラート、接続されたセンサーやデバイスからのテレメトリ (IoT)、ソーシャル分析、「常時稼働」の ETL パイプライン、ネットワーク監視などのリアルタイム性が要求されるシナリオに適しています。お客様はデバイス、センサー、インフラストラクチャ、アプリケーション、Web サイト、データから上記のようなリアルタイムのイベントを収集できます。通常、Kafka は Apache Storm for HDInsight や Apache Spark for HDInsight などのスケーラブルなストリーム分析システムと連携させて使用します。
1 秒あたり数百万のイベントをストリーミング
Kafka for HDInsight を使用すると、リアルタイム アプリケーションで生成された大量のデータを処理できます。Apache Kafka (英語) は非常に人気の高いオープンソースのストリーム取り込みブローカーであり、何千ものクライアントから 1 秒あたり大量のデータの読み取り/書き込み処理を実行できます。Apache Storm for HDInsight や Apache Spark for HDInsight との事前設定不要の統合により、強力なストリーミング パイプラインを設計し、インテリジェントなリアルタイム アクションを実現できます。
エンタープライズ クラスの管理と制御
Microsoft Operations Management Suite を使用して脅威を検出、監視、管理することで、リアルタイム ソリューションの可視性と制御性を高めることができます。ログ、イベント、JMX メトリックを基に先制的なアクションを定義したり、Azure Automation Runbook でアラートを設定したりすることも可能です。さらに、統計的な集計とリッチな視覚化データを活用したレポート生成や監視も行えます。
簡単な設定で、結果をすばやく入手
Kafka for HDInsight では、インストールや設定に時間がかかりません。これらの作業は Azure によって自動的に行われます。管理対象の Kafka クラスターをデプロイする際には、フル機能のポータルまたはシンプルな JSON テンプレートを使用します。クラスターは数分で稼働し、低レイテンシ、高スループットのデータ取り込みを開始できます。料金はコンピューティングとストレージを使用した分だけ発生します。新しいハードウェアを購入する必要はなく、他の初期費用も発生しません。
使用を開始するには
本製品を使用するには、Azure サブスクリプションを所有しているか、または Azure の無料評価版にサインアップしている必要があります。この条件を満たしているお客様は、入門ガイド (英語) の説明に従って操作を進めると、数分程度で Kafka クラスターをセットアップして実行することができます。