クラシック環境から Resource Manager への ExpressRoute の移行による IaaS リソースの移行が可能に
執筆者: Kay Singh (Program Manager, Azure Compute)
このポストは、4 月 10 日に投稿された Availability of migration of ExpressRoute for Classic to Resource Manager IaaS Migration の翻訳です。
Azure Resource Manager を使用すると、タグ付け、RBAC、テンプレートを使用したインフラストラクチャのオーケストレーションのサポートなどさまざまなメリットを得られます。Azure Resource Manager の一部である Virtual Machines では、これらの機能の他に以下のようなコンピューティングに特化した機能も使用できます。
- VM を削除してから再作成することなく VM のサイズを変更可能
- Managed Disks に移行可能。Managed Disks はシンプルな管理エクスペリエンスを提供すると共に、複数のインスタンスを含む可用性セットに複数のストレージ コントローラーを使用することで高可用性を実現します。
- 3 個のフォールト ドメインと 20 個のアップグレード ドメインをサポート
Resource Manager の詳細についてはこちらのドキュメント、クラシック デプロイメント モデルと Resource Manager デプロイメント モデルの違いについてはこちらのドキュメントをご覧ください。
このような追加の機能をご活用いただくために、クラシック VM を Resource Manager にダウンタイムなしで移行できるサービスを導入しています。
このたび、ExpressRoute を使用しているお客様も、Virtual Network (VNET 内のすべての VM を含む) を Azure Resource Manager にダウンタイムなしで移行できるようになりました。ExpressRoute 回線および関連する仮想ネットワークをクラシック デプロイメント モデルから Resource Manager デプロイメント モデルに移行する方法の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。
ExpressRoute の移行については、一部サポート対象外となるケースもあります。サポート対象外の機能と構成 (英語) のドキュメントを参照して、お客様の環境がサポートされていることをご確認ください。
今回のリリースの一環として、移行に関するドキュメントを大幅に更新しました。お客様の推奨事項や移行に基づいて、計画に関するドキュメントを新たに公開したほか、よく寄せられる質問の回答を追加しました。また、既存のドキュメントも理解しやすいように構成を変更しています。
- プラットフォームでサポートされているクラシックから Azure Resource Manager への IaaS リソースの移行の概要 (英語)
- プラットフォームでサポートされているクラシックから Azure Resource Manager への移行に関する技術的な詳細 (英語)
- クラシックから Azure Resource Manager への IaaS リソースの移行の計画 (英語)
- PowerShell を使用して IaaS リソースをクラシックから Azure Resource Manager に移行する (英語)
- CLI を使用して IaaS リソースをクラシックから Azure Resource Manager に移行する (英語)
- VPN Gateway のクラシックから Resource Manager への移行
- ExpressRoute 回線および関連する仮想ネットワークをクラシックから Resource Manager デプロイメント モデルに移行する
- クラシックから Azure Resource Manager への IaaS リソースの移行をサポートするコミュニティ ツール (英語)
- 移行時の一般的なエラー (英語)
- クラシックから Azure Resource Manager への IaaS リソースの移行に関してよく寄せられる質問 (英語)
以下の Microsoft Mechanics の動画では、Corey Sanders が Azure クラシックから Azure Resource Manager への移行プロセスについて説明しています。ぜひご覧ください。