Azure プレビュー ポータル: 2015 年 11 月の更新
このポストは、11 月 25 日に投稿された Azure Preview Portal - November 2015 update の翻訳です。
Azure ユーザーの皆様にお知らせです。
このたび、Azure プレビュー ポータルの新たな機能強化について発表しました。前回と同様、これらの機能強化はすべて皆様からいただいた貴重なフィードバックをもとに行ったものです。皆様のご協力に心から感謝いたします。今後も引き続きたくさんのフィードバックをお待ちしています。
主な変更内容は次のとおりです。
- ナビゲーションを改良
- リソースを表示するときの操作性を改良
- 閲覧ブレードから直接リソースを操作可能に
- 既定のダッシュボードを簡素化
- 通知を改良
- [New] メニューで Marketplace の検索を可能に
- リソース ブレードを簡素化
- カスタマイズの強化と重要な発表
- 画面表示の更新: ダーク テーマを改良
ナビゲーションを改良
前回の更新 (英語) ではメイン ナビゲーションのエクスペリエンスが強化され、その結果リソースの閲覧がより簡単になり、ポータルでリソースを管理する際の最も一般的なエントリ ポイントとなりました。今回の更新ではこれがさらに進化し、リソースの閲覧エクスペリエンスが強化されました。
リソースの閲覧
リソース リストを閲覧中に特定のリソースをクリックすると、閲覧ブレードが自動的に折りたたまれ、リソース名のみを表示するリストになります。リソース ブレードを閉じると、閲覧ブレードが復元、展開されてすべての列が再表示されます。
このエクスペリエンスによってリソース リストの閲覧が簡単になり、効率的に特定のリソースを見つけられるようになりました。
また、閲覧ブレードの幅が広がったうえ、リソース リストに列が追加され、表示される分類が増加しました。たとえば、下の画像では、従来の仮想マシンのリストに DNS 名、サイズ、VIP の列が追加されているのがわかります。
閲覧ブレードから直接リソースを操作
閲覧ブレードから直接リソースを操作することができます。たとえば、仮想マシンへの接続や仮想マシンの起動や停止をリソース ブレードを開かずに仮想マシン リストから直接実行できます。また、閲覧ブレードのコマンド実行エクスペリエンスも見つけやすくなるように更新されています。
既定のダッシュボードを簡素化
既定のダッシュボードがシンプルに、より使いやすくなりました。1 つ目の [All resources] タイルでは、ダッシュボードから直接リソースにアクセスできます。他の既定のタイルからは、Azure のサービス正常性、Azure Marketplace、ヘルプとサポートにアクセスできます。
[All resources] タイルには、最初はアルファベット順でリソース リストが表示されます。その後、ユーザーがリソースを使用すると、そのリソースが自動的にリストの最上部に移動します。リストから特定のリソースにアクセスするにはその行をクリックします。タイルのコンテナー (タイトル部分) をクリックすると、リソースの全一覧が表示されます。
このタイルに表示されるリソースの数は、タイルのサイズによって異なります。サイズはユーザーが変更できます。
通知を改良
お客様からのフィードバックとマイクロソフトで実施したユーザビリティに関する調査から、通知が非常に見逃されやすいことがわかりました。このため、通知がよりわかりやすく、見つけやすくなるように改良しました。
- 通知を受信するたびに、閉じることができるトーストが表示されます。
- トップ バーの通知アイコンが重要な通知を知らせる色になります。この色は、ユーザーがアイコンをクリックして通知リストを表示すると消えます。
このトーストの動作は、ポータルの設定で無効化することができます。
Marketplace
[New] メニューを開いてすぐに Marketplace を検索できるようにしました。
リソース ブレードを簡素化
下記のようにリソース ブレードを簡素化しました。
- リソースの [Settings] ブレードに、そのリソースで構成可能な重要項目がすべて含まれます。
- 設定の検索が可能です。
- 設定をグループ化できます。
- 既定では、リソース ブレードには最小限のタイルのみが表示されます。
- 通常は、主要なメトリックを表示する [Monitoring] タイルを表示する設定になっています。
使用頻度が高いリソース (Web Apps、Virtual Machines、Storage など) には、上記のパターンが適用されます。この変更の結果、パフォーマンスが向上し、既定の操作モデルがシンプルになり、またすべての種類のリソースで一貫性が向上しました。下の図では、Virtual Machines にこのパターンが適用されています。
リソース ブレードに表示されるタイルを増やす場合は、ブレードからタイル ギャラリーを開くと簡単に追加できます。
ダッシュボードのカスタマイズを強化
今回の更新では既定のダッシュボードが簡素化されていますが、ダッシュボードからタイル ギャラリーを使用できるようになったため、簡単にタイルを追加することができます。
既存のピン留めエクスペリエンス (ポータルを移動するときに自由にタイルをピン留めする機能) も引き続き使用でき、タイル ギャラリーと併用すると便利です。この 2 つの方法でダッシュボードを構成できます。
タイル ギャラリーではまだ一部のリソース用のタイルが用意されていないためご留意ください。タイルのあるリソースは、今後数週間をかけて徐々に追加される予定です。
ブレードのカスタマイズに関する重要な発表
要約: 皆様に最新のパフォーマンスやユーザビリティをお届けできるように、12 月初旬にブレードのカスタマイズのワンタイム リセットを実施する予定です。これは、ダッシュボードのカスタマイズには影響しません。
場合によっては、対象のブレードで既定のレイアウトを使用するとパフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。パフォーマンスの向上は最優先課題であるため、読み込みを高速化するために多数のブレードの既定レイアウトの最適化を図っています。すべてのユーザーにパフォーマンス向上のメリットをもたらすために、すべてのブレードのカスタマイズに対してワンタイム リセットの実施を予定しています。このリセットについて、重要な点をいくつか説明します。
- ダッシュボードのカスタマイズには影響しません。
- 言語やテーマなどのユーザー設定には影響しません。
- 前述のとおり、リソースの既定のレイアウトで表示されるタイルの数は減りますが、タイル ギャラリーからブレードやダッシュボードにタイルを追加できます。新しいコントロールが追加されるため、カスタマイズ可能なブレードにタイルを追加する操作は従来よりも簡単になります。
よりスムーズに操作できるようになった Azure ポータルをぜひご活用ください。
画面表示の更新: ダーク テーマを改良
視覚的なスタイルも一部更新されました。そのうちで最も大きなものが、ダーク テーマの改良です。下の図は、更新されたダーク テーマを使用したカスタマイズ済みダッシュボードの例です。
この変更についても、皆様からのたくさんのご意見をお待ちしています。
今後のリリース予定
マイクロソフトは、ユーザビリティ、パフォーマンス、信頼性について、ポータルの一般提供 (GA) を開始するうえで必要な品質基準を設けています。Azure チームではこれらの領域について全力で改良に取り組んできましたが、ようやくこの品質基準に到達でき嬉しく思います。これを受けて、ポータルの一般提供が間もなく開始される予定です。
一般提供が開始されても、ユーザー エクスペリエンス、品質、動作の機敏さに対してマイクロソフトの取り組みや投資が控えられることはありません。むしろ、これまで以上のペースでイノベーションや改良を進めてまいりますので、どうぞご期待ください。
優先事項はこれまでと変わりません。
- パフォーマンスと信頼性を向上
- すべてのサービスを新しいポータルで使用可能に
- ユーザーの皆様からのフィードバックに基づいてユーザー エクスペリエンスとユーザビリティの向上を継続
一般提供の詳細については、近日中に発表される最新情報をお待ちください。
いつものとおり、今回の更新も皆様からのフィードバックなしでは実現できませんでした。今行っている取り組みでも参考にさせていただいています。皆様のご協力に心から感謝いたします。
Comments
- Anonymous
December 05, 2015
このポストは、11 月 25 日に投稿された Azure Preview Portal - November 2015 update の翻訳です。
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