Akamai 提供 Azure CDN のお客様も HTTP/2 の利用が可能に
執筆者: Manling Zhang (Program Manager, Azure Media Services)
このポストは、8 月 15 日に投稿された Announcing HTTP/2 support for all customers with Azure CDN from Akamai の翻訳です。
このたび、Akamai 提供の Azure CDN のお客様にも HTTP/2 をご利用いただけるようになりました。この機能は既定で有効で、既存および新規のすべての Akamai 標準プロファイル (Azure ポータルから有効化) で追加費用なしでご利用いただけます。
HTTP/2 は Web ページの読み込み速度とユーザー エクスペリエンスの最適化が図れるよう設計されており、主要な Web ブラウザーはどれも HTTP/2 をサポートしています。多くのブラウザーがサポートするのは HTTP/2 over TLS のみですが、このプロトコルは HTTP や HTTPS に対応しています。
HTTP/2 の主なメリット
- 多重化と同時並行処理: 同じ TCP 接続上で複数のリクエストを送信できます。
- ヘッダーの圧縮: ヘッダー サイズの縮小により、転送時間が短縮されます。
- ストリームの優先度設定と依存関係: リソースの優先度を設定して、重要なデータを先に転送できます。
- サーバー プッシュ (現時点では未対応): サーバーが事前にレスポンスをクライアント キャッシュに "プッシュ" できます。
今後の対応
マイクロソフトでは今後数か月にわたって、Verizon 提供の Azure CDN でも HTTP2 をサポートするために取り組みを行っていく予定です。
参考資料
Azure CDN に追加を希望する機能がございましたら、お気軽にこちら (英語) までフィードバックをお寄せください。