[翻訳] WMI プロバイダについて
本日は、これで一旦翻訳関連のアップは一段落とさせていただきます。#しかし、表部分は罫線つけたほうが判りやすいと今気づきました…これまでのドキュメントはおいおい体裁を整えなおしたいと思いますが、たぶん正月になってしまいそうな…。本当に申し訳ございませんっ!
About the WMI Provider
(2009.1.4 追加)
まとめページを作りました。他のリファレンスを参照される際や、戻る際はこちらからどうぞです!
Microsoft Identity Integration Server 2003 Developer Reference
WMI プロバイダについて
Microsoft Identity Integration Server 2003 では、Visual Basic Scripting Edition (VBScript) などのスクリプト言語で記述されたスクリプトで管理者業務を実行する Windows Management Instrumentation (WMI) プロバイダを使用することができます。スクリプトで WMI プロバイダを使用すると、管理者業務を Windows Server 2003 のタスク スケジューラに登録するなどして、都合のよい時間に実行することができます。
WMI プロバイダを使用すると次のような処理を実行することができます。
- 管理エージェントの実行を開始または、既存管理エージェントの実行を停止する。
- 管理エージェントの実行結果を取得する。
- コネクタ スペースまたはメタバースに関する統計情報を取得する。
- パスワードを設定または変更する。
- Microsoft Identity Integration Server 2003 についての情報を取得する。
- グローバル アドレス リスト、Windows NT 4.0 ドメインまたは Active Directory 内で指定のドメインおよびアカウント名を持つコネクタ スペース オブジェクトの検索。
- グローバル アドレス リスト、Windows NT 4.0 ドメインまたは Active Directory 内で指定のドメインおよびユーザー プリンシパル名を持つコネクタ スペース オブジェクトの検索。
WMI プロバイダは、Microsoft Identity Integration Server 2003 のインストール中、自動的にインストールされます。
WMI プロバイダには次のクラスがあります。
クラス |
説明 |
MIIS_CSObject |
コネクタ スペース内のオブジェクトを表します。このクラスは、パスワードの設定または変更に使用します。 |
MIIS_ManagementAgent |
管理エージェントを表します。このクラスは、管理エージェントの実行開始または既存管理エージェントの実行停止に使用します。 |
MIIS_PasswordChangeHistorySource |
同期元の接続先データ ソースからのパスワード変更リクエストの履歴のエントリを表します。このクラスは、接続先データ ソースから送信されたパスワード変更リクエストの履歴の取得に使用します。 注意 このクラスは Microsoft Identity Integration Server 2003 SP1 でのみ利用することができます。 |
MIIS_PasswordChangeHistoryTarget |
MIIS サーバーにより、同期先接続先データ ソースに送信されたパスワード変更の履歴エントリを表します。このクラスは、同期先接続先データ ソースに送信されたパスワード変更リクエストの履歴の取得に使用します。 注意 このクラスは Microsoft Identity Integration Server 2003 SP1 でのみ利用することができます。 |
MIIS_PasswordChangeQueue |
同期先接続先データ ソースに送信される既存のパスワード変更のエントリを表します。このクラスは、同期先接続先データ ソースに送信されるパスワード変更リクエストの取得に使用します。 注意 このクラスは Microsoft Identity Integration Server 2003 SP1 でのみ利用することができます。 |
MIIS_RunHistory |
管理エージェントの実行結果を表します。このクラスは、管理エージェントの実行に関する統計情報の取得に使用します。 |
MIIS_Server |
Microsoft Identity Integration Server 2003 自体を表します。このクラスは、メタバース内のオブジェクト数に関する情報の取得、あるいはサーバーからの実行およびパスワード履歴の削除に使用します。 注意 このクラスは Microsoft Identity Integration Server 2003 SP1 でのみ利用することができます。 |
WMI プロバイダを使用する場合は、次のトピックが参考になります。
- Using the WMI Provider
- WMI Provider Reference
補足 :
下記の翻訳は正式な対応内容ではありません。そのため、内容についてご参照いただく際は必ず原文と併用してご参考にとどめていただければと存じます。また、翻訳順序は必ずしもデベロッパーリファレンスと合致しない場合もございますことをご了承ください。
Comments
- Anonymous
January 01, 2003
Microsoft Identity Integration Server 2003 デベロッパー リファレンス 本リファレンスの目的 Microsoft® Identity Integration Server