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Azure Information Protection にて XPS ファイルを開く際の注意事項

こんにちは、RMS サポートの益戸です。
Azure Information Protection (以降 AIPと表記します) にて、暗号化された XPS ファイルを開く際の注意事項についてご紹介します。

XPS ファイルは、XPS Viewer という OS に標準で含まれるアプリケーションで開く事が可能です。
XPS ビューアーでは、msdrm.dll というクライアントモジュールにて、RMS で暗号化されたドキュメントを開く事が可能です。
しかしながら、msdrm.dll については、直接 Azure を使用することが出来ないため、RMS 共有アプリケーションを介して開く必要があります。
具体的な、XPS ファイルの開き方は以下の通りです。

1. RMS 共有アプリケーションをインストールします。

Rights Management 共有アプリケーションをダウンロードしてインストールする
https://docs.microsoft.com/ja-jp/information-protection/rms-client/install-sharing-app

上記は、インストール手順の公開情報です。インストーラーについては、以下よりダウンロードください。

上記公開情報内のリンクからは、AIP Client のダウンロードサイトとなり、AIP Client では XPS ファイルを開く事ができません。

Microsoft Rights Management sharing application for Windows - 日本語
https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=40857

※ RMS 共有アプリケーションは、2019年1月以降、利用ができなくなります。既存 XPS ファイルについては、PDF ファイル等への変換をご検討ください。

2. 暗号化された XPS ファイルを右クリックメニューより、開きます。

 

※ 二回目以降は、以下の通り、メニューから選択が可能となります。

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* 今後の XPS ビューアーについて
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XPS ビューアーそのものの AIP への対応については、現在ロードマップにはございません。
また、RMS Sharing Application の後継である、Azure Information Protection Client においても、XPS ファイルへの対応予定はございません。
理由としては、マーケットシェアとしても大きい PDF フォーマット形式への開発に切り替えている状況があります。
XPS ファイルをご利用いただいているユーザーの皆様には大変心苦しい状況となりますが、AIP のご利用を検討される場合には、PDF フォーマットへの切り替えをご検討ください。