遂にWindows Phone “Mango” SDK に OData Client Libraryが含まれました!!
昨晩のWindows Phone Press Conferenceはご覧になりましたか?まだの方はオンデマンドでも視聴できるのでチェックですよ。MangoについてはWindows Phone チームのブログも参考になります。先日のConferenceでMangoのDeveloper toolのリリースがアナウンスされました。
と、ここまではご存知の方も多いと思いますが、新たなWindows Phone Developer SDKにはWindows Phone 用のOData Client libraryがデフォルトで含まれています。また多くの機能が追加されました。(Windows Phone 向けのOData Client libraryについては以前のPostを参考にしてください。)
Mangoに含まれるOData client libraryの新機能
- サービス参照の追加
Visual Studio の「サービス参照の追加」を使ってOData用のプロキシクラスの生成が可能です。当たり前、と思うかもしれませんが以前はコマンド使ってたんですよね。ようやく通常のGUIを使った方法がサポートされます。詳細はこちら: How to: Consume an OData Service for Windows Phone. - LINQのサポート
データへのクエリにLINQがサポートされました。これも当たり前と思うかもしれませんが、以前はクエリ式(URI)を自分で記述していたんですよ。 - Tombstone(アプリの状態保持)の改善
クライアントサイドのアプリの状態保持についてはDataServiceStateクラスが提供されていましたが、今回のバージョンアップで機能が追加されました。例えばオブジェクトグラフが扱えるようになります。 - クライアント認証
ODataサービスにアクセスするためのログインアカウントとパスワードを使った基本的な認証機能も追加されました。
OData client libraryについてのより詳細な情報はすでにドキュメントが公開されているので参考にしてください(Open Data Protocol (OData) Overview for Windows Phone)