Tech·Ed North America 2011 No2 ~SQL Server 編~
SQL Server 2008 R2の次のバージョンにあたるSQL Server Denali (コードネーム)は現在 CTP1が提供されています。(PVはSQL Serverにしては??とポップな感じです。ご視聴ください。)次のCTP2の提供時期は夏くらいを予定しており、個人的にも夏くらいからキャッチアップしようかなぁ、と漠然と考えていましたが Tech・ed NA 2011で非常に多くの情報が出てきています。30セッション程度あり。夏からだとキャッチアップも大変そうなので、そろそろ手を付け始めようと思います。
開発系に関しては新しいツール「SQL Server Developer Tools code-named "Juneau" (SSDT) (ジュノー)」のセッションが目を引きました。これは従来SSMSや、その他の開発ツールで実装してきたデータベース開発(T-SQL、ストアドプロシージャー、スキーマ作成など)とアプリケーション開発の両方をVisual Studioで統合して開発できるようにするための機能を提供します。
■機能の一例
・ SSMSライクなUIや機能
・C#やVBのようなデータベース開発のエクスペリエンス提供
(T-SQLの効率的な開発、F5キーでのデバッグ実行、リファクタリング、エラー発生時のトラブルシューティング、など)
・オフラインでの開発、テスト(ローカルランタイム利用)
・アプリプロジェクトとDBプロジェクトの統合、バージョン管理
・提供方法は以下を予定しています。
- SQL Server Denaliに含む
- Visual Studio vNext(stand-alone Visual Studio 2010 Shell or integrated with an existing Visual Studio 2010 installation)に含む
- Web Platform Installer (WebPI)
WebPIで提供されるのは嬉しい方、多いかもしれません。どうやらSQL ServerやVSをインストールしないで利用できることも想定しているようです。データベースが手元にないSQL Azureを使ったアプリ開発では、開発時はオフラインにしておいて、アプリが完成したらSQL Azure上に展開して運用していくと便利かも。
■リソース情報
・ Tech・ed NA 2011のセッションでは下記を参考にしてください。
- Microsoft SQL Server Developer Tools,Code-Named Juneau and the ADO.NET Entity Framework- Best Friends Forever
- Microsoft SQL Server: The Data and BI Platform for Today and Tomorrow
・その他
- SQL Server Developer Tools, codename "Juneau" Team Blog
- SQL Server code-named "Denali" Resource Center
今後はもう少しDenaliの開発系の情報もご提供する予定ですので飽きずに、このBlogもチェックしてくださいませ。