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PowerBI.com で Dynamics CRM Online のデータを解析する: その 2 コンテンツパックのデータセットとレポート

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、PowerBI.com を利用した Dynamics CRM Online データの
表示を解析を紹介します。今回はコンテンツパックで追加されたデータセットと
レポートの解説を行います。

データセット

データセットはレポートを作成するための元となるテーブルを複数含んでいます。
データセット内のテーブルはそれぞれ異なるデータソースから取得したものでも
構成できますが、こちらのコンテンツパックは、すべて Dynamics CRM Online
より取得されています。

本コンテンツパックは営業案件を解析するものであるため、以下のエンティティ
がテーブルとして取得されています。

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本コンテンツパックでは REST 2.0 エンドポイントを利用しているため、テーブル
名はすべて <エンティティ名>Set となっています。また日付関連用に DateTable
をもっています。

各テーブル内のデータは以下の方法で簡単に確認できます。

1. 「視覚化」より「テーブル」を選択します。

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2. 表示したい列を指定します。

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レポート

レポートは、データセットから作成したビジュアル(グラフ)の情報が保存
されています。すでに存在するレポートを編集したい場合、「レポートの編集」
ボタンをクリックします。新規にレポートを作成したい場合は、データセットを
選択した状態で「視覚化」からビジュアルを配置していき、保存します。

レポートの特徴は、既定でビジュアルごとにレコードのフィルターが連動する
ことです。これによる、あるビジュアルで領域を選択すると連動して、
他のビジュアルもフィルターされます。

なお、このフィルターの連動は解除することも可能です。

早速新しいレポートを作成してみましょう。

1. Power BI ポータルでデータセットより Dynamics CRM Sales を選択します。

2. 「視覚化」一覧より「積み上げ縦棒グラフ」を選択します。

3. OpportunitySet よりAccount Name を「軸」に、「Actual Revenue (Base)」 を値に
配置します。

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3. レポート画面右上にある「・・・」をクリックして、並べ替えを Actual Revenue
に指定します。

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4. キャンバスの空白を一旦クリックして、作成したレポートからフォーカスを
外したのち、「視覚化」より同じビジュアルを選択します。

5. Account Name を軸に、「Est. Revenue (Base)」を値に指定し、先ほどと同じ
手順で Est. Revenue で並びかえます。

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6. レポートの下部にあるページ名を 「ページ 1」 から 「サンプル」に変更

して、画面右上にある「保存」ボタンをクリックします。

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7. 任意のレポート名を指定して「保存」をクリックします。

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8. レポート配下に作成したレポートが表示されるので、選択します。

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9. 任意の縦棒をクリックして、フィルターが他のビジュアルにも
伝搬することを確認します。

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10. 次にフィルターの伝搬を解除してみます。「レポートの編集」ボタンを
クリックして編集モードにします。

11. 左側のビジュアルを選択して、「ビジュアル対話」 をクリックします。

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12. 右のビジュアルにフィルター条件のアイコンが表示されます。既定で
強調表示になっているため、右側の「なし」を選択します。

[強調表示]

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[なし]

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13. 「保存」ボタンをクリックしてレポートを保存します。

14. ビジュアルの任意の棒を選択しても、もう片方のビジュアルにフィルター
が伝搬しないことを確認します。

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コンテンツパックのレポート

コンテンツパックのレポートも、上記と同じような方法で作成されています
ので、詳細を確認した場合は、「レポートの編集」からそれぞれのレポート
の詳細を確認したり、変更することが可能です。

まとめ

次回はダッシュボードについて紹介します。お楽しみに!

‐ 中村 憲一郎

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