【IIS7】 Dynamic IP Restriction モジュールの開発を開始
Steve Schofieldさんのブログから
https://weblogs.asp.net/steveschofield/archive/2009/02/16/more-cool-stuff-from-iis-team-the-dynamic-ip-restrictions-module.aspx
機能の抜粋ですが、以下に日本語で書いておきます。
- 同時リクエスト数に基づいた IP アドレスのブロック
HTTP クライアントが多くの同時実行リクエストを送信している場合にクライアントのIPアドレスを一時的にブロックすることができる - 単位時間中の同時リクエスト数に基づいた IP アドレスのブロック
HTTPクライアントが短い単位時間に多くの同時実行リクエストを送信している場合にクライアントのIPアドレスを一時的にブロックすることができる - 様々な拒否アクション
ブロックされたIPアドレスに何のレスポンスを返すか指定することができます。このモジュールでは状態コード 403 あるいは 404 を返すか、単にHTTP接続をドロップして何もレスポンスを返さないなどの選択を行えます。 - 拒否されたリクエストのログ機能
動的に拒否された全リクエストをW3Cフォーマットのログファイルに記録させることができる。 - 現在ブロックされているIPアドレスを表示
現在動的にブロックしているIPアドレスの一覧を取得することができ、IIS マネージャで確認したり、RSCA というAPIを使用して確認することができる。
※RSCA は ワーカープロセス内のリクエストやサービスの実行状態を確認できるようにする API - IPv6 対応
本モジュールは IPv6 アドレスに対応している。
これらの機能に加えて、IIS7.0が標準で持っている IPv4 アドレスおよびドメインの制限 機能も持っています。このことに関連して、本モジュールは 標準のこの機能を置き換えて配置されます。
モジュールの使い方(Walkthrough):(英語のみ)
https://learn.iis.net/page.aspx/548/using-dynamic-ip-restrictions/
フォーラムでのサポート: (英語のみ)
https://forums.iis.net/1043.aspx
という感じの IIS Extension を開発し始めたみたいなので、興味がある方はぜひ検証してみてください。
Beta 版なのであくまでも検証環境でお試しください。 (*^_^*)
入手は以前にもご案内している IIS Extensions のサイトへお越しください。
https://iis.net/extensions