Windows 10 IoT Core の Anniversary Update で日本語音声合成しちゃいました - DevWire (2016/9/26)
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Hot Topics | ||
秋の組み込みイベントと言えば?最新 IoT から Anniversary Update で進化した Windows 10 IoT まで。 | ||
組み込みエンジニアの皆さまが楽しみにしている秋のイベントと言えば?そうです。Embedded Technology/IoT Technology 展 |
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こんなの未来のお話でしょ? 莫大な投資が必要でしょ? 開発期間は何年?そんな疑問を持った方はぜひ、IoT Technology のマイクロソフト ブースと招待講演にご参加ください。来月号では、もっと事前情報を公開しますので、お楽しみに! | ||
Windows 10 IoT Core の Anniversary Update 情報!Windows 10 IoT Core で日本語音声合成ができるようになりました! | |||||
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今回は、Hyper-V 上で動作する Windows 10 IoT Core のイメージの作成について述べさせていただきます。まず必要なものは、Windows 10 IoT Core の通称 OS キットと呼ばれるものです。残念ながらそのまま SD や内蔵フラッシュに書き込んで動作するイメージは Web 上では提供されておりませんので、ご自身にて作成する必要があります。OS キットは MSDN もしくは OEMCLA をお持ちのお客様は入手可能になっております。それと OS イメージを作成するために Windows ADK for Windows 10 Version 1607 が必要になりますので、入手ください。 もちろんこれらを動作させるには Windows 10 Version 1607 が必要です。Hyper-V も動作させるので 64 bit バージョンがいいです。本稿ではパス名などは 64 bit に準拠しています。これらをインストールし、ICD を起動します。 |
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Column | ||
具体的な IoT のプロトコルのお話をするためには IoT における通信の要件を整理し、プロトコルがはたすべき役割を明確にすべきだと思いました。そこでこれらの要件についてこれから 6 回くらいに分けてお話していきたいと思います。一般的に IoT に適したプロトコルは、軽量、省電力、低速あるいは不安定ネットワークでも稼働する、また負荷分散が可能などの要件が挙げられます。今回はその第一弾として「省電力」を取り上げます。 | ||
IoT システムではセンサーノードが大量に広範囲なフィールドに展開される可能性があります。それらのデバイスは常に電源が供給される場所に設置されるとは限りません。たとえばアグリ系の IoT システムであれば、商用電源のない圃場のただなかにセンサーノードが設置されるかもしれません。また海洋観測系のシステムであれば、陸から遥か離れた洋上かもしれません。また野生動物にセンサーノードを設置する場合も同様電源を外部から供給する手段はありません。このような電源の供給がままならない場合は電池を用いるしかありません。 |
そして、それがなるべく長時間使用できるように工夫しなければなりません。電池を頻繁に交換するにはこれまた多大なコストがのしかかってきます。太陽電池などエナジーハーベスト系の手段で電力を補うことも可能でしょうが、十分な電力を得るためにはそれなりのコストがかかってしまいます。そこでどうしてもデバイス内の消費電力を抑えることが必須となってきます。 | ||||
消費電力といってもプロトコルを処理するための CPU にかかる消費電力と通信そのものにかかる消費電力とは別に議論することが適当かと思います。まずプロトコルを処理するための CPU にかかる消費電力ですが、CPU はクロック周波数が低ければ電力はあまり消費しません。またクロック周波数が同じであれば CPU を構成する素子の数が少ないほど電力消費が少なくて済みます。また、最近の CPU はスリープ機能を搭載されており、CPU を休眠状態にして消費電力を抑える機能を持ったものもあります。 |
これらからプロトコルの処理はなるべくシンプルで、処理が必要ないときは CPU を休眠させておくことが可能なプロトコルが要件になってきます。たとえば絶えずセンター側からポーリングされ反応を返さなければならないプロトコルは向いていないかもしれません。 | ||||
一方通信そのものにかかる消費電力について考えてみましょう。通信では一般的に受信時より送信時の方がより電力を使われています。また回線を常につないでおくと通信インターフェイスの消費電力も無視することができません。また無線系の場合は RF モジュールをアクティブにしておくだけでもかなりの電力を消費する場合もあります。ですから通信はデータを送るときのみ回線をつなぐという使い方でも支障のないプロトコルが求められているのです。 |
今回は IoT システムが求められるプロトコルの要件のうち、「省電力」について考えてみました。これ以外の要件についても次回以降順次考えてみたいと思います。 |
ほっとひと息 | ||
編集後記 DevWire 編集部 福田 | ||
はじめまして。DevWire の編集担当をお手伝いさせていただきます、福田と申します。よろしくお願いいたします。二ひきからハムスターはかわいいでもめいわくなところもあるガラガラとうるさいところくさいところでもなによりもめいわくなことはどんどんふえることいったい何びきになるんだろうこれは、弟が小学 6 年生の卒業文集に載せた詩です。あのころ、妹が当時流行っていたハムスターを 2 匹買ってもらい、飼育していました。"ねずみ算" とはよく言ったもので、どんどん、どんどん増えつづけ、アッ! という間に数十匹。気がつくと、飼育ケージの数も 2 ケタに届く勢いでした。兄弟のなかでも周りのことにあまり興味のない弟は、ハムスターにもそんなに関心を示すふうでもなく過ごしていたのに、まさか卒業文集の詩のテーマがハムスターだとは驚きです。それも、飼い主である妹以外の家族全員が思っていたことを、的確に表現しています。現在、エンジニアをしていますが、母にいつも「理系脳の子は理解不能」と不思議がられていた弟が書いた詩とは思えない出来です。でも、それくらいハムスターの印象が強烈だったのでしょう。妹は一匹一匹に名前をつけてかわいがり、愛情たっぷりに育てていました。担任の先生から「そんなにたくさんいるなら 2 匹ちょうだい」と言われたときも、妹は我が家で生まれたハムスターをだれにも渡したくないと、わざわざペット ショップで別のハムスターを買って、先生には内緒でそれをプレゼントしました。ハムスターは最終的には 50 数匹にまで増えつづけましたが、それからは雄雌見分けられるように飼い主として成長した妹が、雄と雌を別々にし、我が家のハムスター算は決着を迎えました。 | ||
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