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インサイド「Xbox One X Enhanced」: 『バイオハザード7 レジデント イービル』

(本記事は 2018 年 3 月 28 日に Xbox Wire に掲載された記事を参考にしています。)

ゲームが生まれるまでには制作に携わったスタッフのストーリーがあります。インサイド「Xbox One X Enhanced」シリーズでは、クリエーター達が『Xbox One X』に向けて名作が強化された舞台裏を明かします。どのようにして Xbox 史上もっともパワフルなゲーム機でのゲーム制作が行われたのか?それは次の作品へと繋がってゆきます。今回は カプコンの「バイオハザード」シリーズプロデューサーの川田将央 (Masachika Kawata) 氏に『バイオハザード7 レジデント イービル』についてのお話を伺いました。

Xbox One X 用の『バイオハザード7 レジデント イービル』に具体的にどのような拡張をしましたか?
4Kディスプレイで表現されることを前提に『バイオハザード7 レジデント イービル』のテクスチャを向上させています。また「肌」の質感を向上させるスクリーンスペース・サブサーフェイス・スキャッタリング (SSSSSと略される) に対応しました。アンチエイリアシングも向上しています。Xbox One Xのパワフルさを感じてもらえる画質に仕上がっていると思います。

それらの強化された機能はゲームにどのような影響を与えましたか?
『バイオハザード7 レジデント イービル』は深い没入感が特徴の作品です。プレイヤーが深くゲーム世界に入り込むことで感覚が研ぎ澄まされ、“恐怖”をもたらします。4K画質で描かれることでゲーム世界はリアルさを増し、さらに没入感を高めます。「Xbox One X Enhanced」により、自分が本当にベイカー邸を彷徨っているような現実感を持った“恐怖”を感じられるのです。

開発チームがそれらの強化領域に注力したのはなぜですか?
私たちは以前からゲームにおけるフォトリアル表現を研究していました。作品中のさまざまな小道具、そしてジャック・ベイカーを始め主要なキャラクターは、実物を加工し、特殊メイクを施した実際の俳優をスキャンして、そのデータをベースにアーティストが創り上げています。 それによって実在感あふれるベイカー家が誕生しました。更なる高解像度とすることで彼らとの交流も深まり、皆さんを一層深い『バイオハザード7 レジデント イービル』の世界へ導いてくれます。「Xbox One X Enhanced」により、さらにリアルな世界を作りだせたのです。

アップデートされた『バイオハザード7 レジデント イービル』を Xbox One X で見たファンからどのような反響を期待していますか?
アップデート後の『バイオハザード7 レジデント イービル』をプレイした皆さんは、しばらくの間“恐怖”を忘れて、ベイカー家の人々を間近で眺めたいと感じるでしょう。私たちの目標は、『バイオハザード7 レジデント イービル』のプレイ中の現実感、没入感を高めることで、さらなる“恐怖”を感じてもらうことでした。「Xbox One X Enhanced」によってベイカー邸での恐怖を体感し、しばしの間コントローラを握りしめていることすら忘れてくれるといいな、と思っています。

Xbox One X 上でこの拡張を実現させることはどうでしたか?
『バイオハザード7 レジデント イービル』をより多くの方々に知っていただく為の素晴らしい機会を得られたと感じています。

Xbox One X に向けた『バイオハザード7 レジデント イービル』のアップデートでもっともワクワクする強化機能は何ですか?
4K への対応はもちろんですが、HDRで描かれる映像は私たちが頑張ってきた『バイオハザード7 レジデント イービル』と本当によくマッチしていると感じました。皆さん是非とも体験してみてください。

「Xbox One X Enhanced」についてお話しする時間をくださった川田将央氏に感謝します。これからもより多くの開発者のより多くのインタビューを皆様にお届けします。お楽しみに!

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