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Microsoft Azure Media Services: エンドツーエンドのクラウド ビデオ プラットフォームを拡張する新たなライブ エンコーディング機能、Azure Media Player、パートナーシップを発表

このポストは、4 月 13 日に投稿された Microsoft Azure Media Services expands End-to-End cloud video platform with Live Encoding, Azure Media Player and new partnerships の翻訳です。

マイクロソフトでは昨年から Azure Media Services のサービス強化に積極的に取り組んできました。その中で、コンテンツ所有者とパートナーがメディア コンテンツを準備、保護、配信、収益化するための革新的なクラウド機能をいくつも追加し、サービスは大きく成長してきました。ここ最近では、スーパーボウル 2015 のライブ中継を成功させたこと、また Next Generation Sports Network (NGSN (英語)) でのサービス開始に続いて、日本の TV 放送局であるフジテレビやベルギーの電気通信会社 Telenet でも Azure Media Services が採用されました。最近リリースしたライブ チャネル、Media Indexer、Content Protection といった機能からもおわかりのとおり、マイクロソフトは革新的な機能を次々と投入し、メディア コンテンツの収益化、場所やデバイスを選ばない高品質の配信を実現してきています。

そしてこのたび、全米放送事業者協会 (NAB) 主催の NAB Show 2015 の場で、Azure Media Services の新しいサービスの導入、認定の取得、パートナーシップの締結が発表されました。これにより、撮影から視聴に至るエンドツーエンドのクラウド メディア ワークフローが全面的に強化されることになります。

  • ライブ エンコーディング機能 (プレビュー) : ライブ エンコーディング機能により、業界屈指のライブ クラウド プラットフォームがさらに拡張されます。この機能と、動的パッケージング、動的暗号化、サブクリップ、動的マニフェスト操作、AD マーカーの挿入、ライブからオンデマンドへのシームレスな移行機能を組み合わせることで、ライブ ストリーム、リニア ストリーム、クラウド DVR の各ワークフローを包括的に構築することができます。一般的な用途としては、動的に広告を挿入するイベント ベースのストリーミング配信や、クラウド DVR の要件を備えた 24 時間 365 日のリニア ストリーミング配信などが考えられます。Azure Media Services でプライベート プレビューとして提供するライブ エンコーディング機能は、スーパーボウル 2015 や 2014 年ソチ冬季オリンピックなどの世界規模のイベントで使用されたソリューションと同一のものです。このプライベート プレビューの利用をご希望のお客様は、amslived@microsoft.com まで電子メールでお問い合わせください。また、早期の導入に向けたサービスやオプションの詳細については、今後公開予定の Azure Media Services 関連ブログ記事をご確認ください。ライブ エンコーディング機能の詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。
  • Azure Media Player: Azure Media Player は自動化プレイヤー ソリューションであり、コンテンツ所有者は現在普及しているデバイスのほとんどに対して最適なプレイヤーとストリーミング形式でコンテンツを配信することができます。シンプルでカスタマイズ可能な開発者エクスペリエンスを通じて、視聴者が使用する幅広いブラウザーやデバイスに対応することが可能です。この機能は HTML5、Media Source Extensions (MSE)、Encrypted Media Extensions (EME) などの業界標準に準拠しており、さまざまなブラウザーで機能豊かなアダプティブ ストリーミング エクスペリエンスを実現します。また、Flash や Silverlight などのブラウザーのプラグインにもシームレスにフォール バックします。Azure Media Player の詳細については、今後公開する関連のブログ記事をお読みください。こちらのページ (英語) でもご確認いただけます。
  • Azure Media Indexer がスペイン語に対応: Azure Media Indexer は皆様に広くご利用いただいている音声インデックス作成サービスであり、今回新たにスペイン語に対応することが発表されました。これにより、スペイン語のコンテンツへのアクセス性と検索のしやすさが強化されます。現在は英語でご利用いただいている強力な音声テキスト変換エンジンが拡張されるため、スポーツから監視、セキュリティ関連に至るさまざまな用途で音声トラックの検索性と収益性が大きく向上します。Azure Media Indexer の詳細やオプションの利用方法については、今後公開予定の Azure Media Services 関連ブログ記事をご確認ください。Azure Media Indexer の詳細については、こちらのページ (英語) もご覧ください。
  • 新たなコンプライアンス認定の取得: コンテンツの所有者や配信者は、貴重なメディア コンテンツを保護する必要があります。こうしたニーズから、Microsoft Azure Media Services は Content Delivery & Security Association (CDSA) (英語) の Content Protection and Security Program の認定を取得しました。CDSA の認定による検証が追加されたことにより、Azure Media Services プラットフォーム上のコンテンツはエンタープライズ クラスのセキュリティで保護されていることが保障されるため、安心してご利用いただけます。この認定の詳細については、今後公開予定の Azure Media Services 関連ブログ記事をご覧ください。
  • Clearleap 社とのパートナーシップ: Azure Media Services は、強力な OTT ビデオ ソリューションを提供する Clearleap 社と戦略的パートナーシップを締結しました。これによりマイクロソフトのパートナー エコシステムがさらに拡充され、実績ある Azure Media Services プラットフォームと Clearleap 社の SaaS サービスが組み合わさることで、Clearleap 社のオンデマンドとライブ放送のソリューションが幅広く提供されることになります。このパートナーシップの詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

 

マイクロソフトは常にスケーラビリティ、セキュリティ、コスト効率に優れたクラウド メディア ワークフローを実現するために進化しています。強力なパートナー エコシステムと組み合わせることで独自のプラットフォームを提供し、エンドツーエンド ソリューションを求めるお客様のニーズに応えています。今回の発表内容については、今後公開するブログ記事でより詳しくお伝えしていきますので、新しい記事を随時チェックしてみてください。Azure Media Services の詳細については、こちらのページでご確認いただけます。なお、NAB の SL 6610 ブースではこのサービスのデモを行っていますので、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。