Windows 7 Enterprise v.s. Ultimate ?
Windows 7 をご検討いただいているお客様から、よく「Windows 7 はどれを買えばいい?」という質問を
いただくことがあります。Windows Vista 以降は、クライアント OS も機能や提供形態に応じた複数の
エディションを用意していますので、少々分かりにくいと感じられている方も多いかもしれません。
今回は、各エディションの違いを明確にしていきたいと思います。
まずはじめに、Windows 7 の各エディションを一覧にしたのが下の図です。
機能面で見ると、上位のエディションは下位のエディションのすべてを含むスーパー セットとなっています。
(たとえば、Professional エディションは Home Premium エディションの全機能を持ちます。)
ドメインへの参加など、業務利用を考えるのでしたら Professional 以上のエディションをお選びいただく
ことになります。なお、Ultimate と Enterprise は共に最上位のエディションとなっており、
機能の差はありません。それぞれの違いはこちらのページにまとまっています。
https://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/products/compare
では、Ultimate と Enterprise で何が違うかというと、提供形態およびライセンス上の制約になります。
Windows の提供方法としては、大きく分けて (1) OEM プリインストール 、 (2) パッケージ / DSP 版 、
(3) ボリューム ライセンス (VL) + ソフトウェア アシュアランス の 3 パターンがあります。
そして、 各エディションによって提供形態が異なります。
- Starter : プリインストールのみ
- Home Premium および Ultimate : プリインストール、パッケージ
- Professional : プリインストール、パッケージ、VL (アップグレード権)
- Enterprise : VL (ソフトウェア アシュアランス)
つまり、 Ultimate はパッケージ販売の最上位エディション、Enterprise は VL の最上位エディションとなります。
この点がどう影響するのかをまとめたのが次の表です。
Ultimate |
Enterprise |
|
対象 (利用ユーザー) | コンシューマー |
企業ユーザー |
OS イメージの展開 *1 | 不可 |
可能 |
ライセンス管理 | 一台ごとのキー管理 |
一括管理 (VA 2.0) *2 |
サポート期間 *3 | 2015 年 1 月まで (予定) |
2020 年 1 月まで (予定) |
*1 OS のイメージ展開を行う場合には、ボリュームライセンス メディアからマスター PC を作成する必要があります。
「OS プレインストール PC (OEM PC) の再イメージング (コピーによる社内展開) について」
https://support.microsoft.com/kb/945472/ja
*2 「ボリューム アクティベーション 2.0 (VA 2.0) とは」
https://www.microsoft.com/japan/licensing/vl/activation/va/volumeactivation.mspx
*3 「マイクロソフト ライフサイクル ポリシー」
https://support.microsoft.com/lifecycle/
この表から分かるように、個人の PC もしくは数台の環境でご利用いただく場合には Ultimate 、企業内で大規模に
お使いいただく場合には Enterprise というように使い分けて頂くことを推奨しています。OS の選定をされる
際には、上記の違いもご理解のうえ、最適なエディションをお選びください。