2010 年 5月と 6 月の新着情報
(1) VDI 環境用の Windows ライセンスが変更となります!
(2) Windows 7 Enterprise 評価版のライセンス認証期限が延長されました!
(3) Microsoft Application Virtualization 4.5 (App-V) SP2 がリリースされました!
(4) Windows 2000 / XP SP2 サポートあとわずか!(2010/7/13 米国時間)
=================================================================
(1) VDI 環境用の Windows ライセンスが変更となります!
2010 年 7 月 1 日より、Windows Software Assurance (Windows SA) 契約を締結しているお客様は、VDI 環境での ”仮想化デスクトップの使用権” 及び ”リモートアクセスする権利” が Windows SA が提供する権利の中に含まれるようになります。このため、VDI 環境で Windows OS を利用する場合でも、別途、追加のライセンスを購入する必要がなくなります。
この変更に伴い、Windows SA を保有しているお客様向けに提供されていた Virtual Enterprise Centralized Desktop for Software Assurance (VECD for SA) は 6 月 30 日で提供を終了いたします。
また、従来 Windows SA を保有しないお客様向けに提供されていた VECD の提供も合わせて終了となり、Windows Virtual Desktop Access (Windows VDA) へとライセンス名が変更になります。
Windows Client SA の対象範囲に含まれない、シン クライアントなどのデバイスを使用するお客様は、Windows Virtual Desktop Access (Windows VDA) という新しいライセンスをデバイス用に取得する必要があります。Windows VDA は、請負業者や従業員が所有する PC などのサード パーティー デバイスにも適用されます。
- 2010 年 7月 1日以降からの変更 -
■VECD for SA → Windows SA 特典の一部として提供
・VECD for SA で提供されていたリモートアクセスの権利はWindows SA 特典の一部として
提供します。
・Windows SA が割り当てられた端末の主要ユーザーは 家庭内 PC やキオスク端末などから
リモートアクセス可能です。 (※)
・1ライセンスで最大4つの仮想デスクトップに同時アクセスが可能です。
■VECD →Windows Virtual Desktop Access (VDA) の提供
・VECD ライセンスは Windows VDA に変更
・シンクライアント、サードパーティ OS、非 Windows 機器などの Windows SA に含まれない
デバイスからの VM へのリモートアクセスを許諾します。
・Windows VDA が割り当てられた端末の主要ユーザーは 家庭内 PC やキオスク端末などから
リモートアクセス可能です。 (※)
・1ライセンスで最大4つの仮想デスクトップに同時アクセスが可能です。
・Windows SA の特典を利用可能です。
※アクセス元デバイスに主要な一名のユーザーを特定できない場合には、この権利は得られません。
=================================================================
(2) Windows 7 Enterprise 評価版のライセンス認証期限が延長されました!
主に IT プロフェッショナルの方を対象に Windows 7 Enterprise 評価版がリリースされていましたが、2009年9月1日から2010年3月31日までの提供期間(米国時間)が延長され、2010年12月31日まで ご利用いただけることになりました。
Windows 7 Enterprise は全ての機能が網羅されておりますので、これからご評価をされる方は是非お試しください。
(評価用ライセンスであるため、MAK / KMS ライセンス認証の検証は行うことは出来ません)
ダウンロードはこちらから
https://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/cc442495.aspx?ITPID=proplan
※ 尚、Windows 7 Enterprise評価版メディアをお持ちのお客様はライセンス認証期限が2011年1月31日までとなります。
以下に示すいずれかのプログラムを利用され一定の条件を満たすお客様は、すでに製品版をお使いいただくことができますので、評価版のダウンロードは必要ありません。
パートナー プログラム
MSDN サブスクリプション会員 (開発者向け)
TechNet Plus サブスクリプション会員
ボリューム ライセンス/ソフトウェア アシュアランス プログラムをご利用のお客様
=================================================================
(3) Microsoft Application Virtualization 4.5 (App-V) SP2 がリリースされました! 先日 App-V 4.5 SP2 がリリースされました。これにより、以下の機能が新たに強化されます。
1.Microsoft Office 2010 のサポート
App-V 4.5 SP2 では、Microsoft Office 2010 の仮想化が新たにサポートされます。
既に App-V 4.5 をご利用のお客様は、4月の新着情報でお伝えした MDOP 2010 Refresh に含まれる App-V 4.6 へのアップグレードを行う事無く Microsoft Office 2010 の展開が可能となります。
App-V 4.5 SP2 または App-V 4.6 での Microsoft Office 2010 のシーケンス処理については、以下の URL でご参照頂けます。
■ Microsoft App-V 4.6 での Office 2010 のシーケンス処理に関するガイダンス
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=191539
2.データベース ミラーリングのサポート
App-V 4.5 SP2 では、Microsoft SQL Server のデータベースのミラーリングが新たにサポートされ、App-V サーバーの障害復旧及びフェールオーバーのシナリオが強化されます。
これにより、Microsoft SQL Server 2005 および Microsoft SQL Server 2008 で現在利用可能なデータベース ミラーリングのすべてのモードをサポートすることが可能となります。
3.カスタマー フィードバックと修正プログラムのロールアップ App-V4.5 SP2 には App-V 4.5 SP1 のリリース後に見つかった問題に対応するように、修正プログラムのロールアップも含まれています。
この中には、ディスク全体の暗号化を行う特定の製品(例えば PGP など)がインストールされている環境で、
App-V を利用した場合に発生する問題の解決などが含まれています。
修正プログラム、App-V 4.5 SP2 いずれもWindows Update の仕組みで提供されることになっています。
是非ご活用ください!
※App-V 4.5、4.5 SP1、4.5 SP2、4.6 各バージョンの違い等については以下のURL にてご確認ください。
■App-V 4.5
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee958108.aspx
■App-V 4.5 SP1
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee958107.aspx
■App-V 4.5 SP2
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff699129.aspx
■App-V 4.6
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee958101.aspx
=================================================================
(4) Windows 2000 / XP SP2 サポート終了まであとわずか!(2010/7/13 米国時間)
Windows 2000 および Windows XP SP2の延長サポート終了となる 2010年7月13日(米国時間)まで、あと1か月を切りました。
Windows デスクトップ製品のサポート ライフサイクル ポリシーはこちらをご確認ください。
https://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/default.mspx