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SCCM 2007 OSD vs. WDS vs. その他のテクノロジ

だいぶご無沙汰してしまいました。ロバートです。
気付けば8月、夏真っ只中ですね。
相変わらず日本の湿気には慣れず、日々「あぢぃ~~~」とばかり言っています。

さて、ここ数ヶ月、プライベートで色々とあり、国境を跨いでいると何かと不便なものだと感じています。
特に、日本と言う国は、他国の人の都合などは基本的に考慮しない国ですよね…と、愚痴ってみたり。

 

それはさておき、先日、お客様先で色々とお話ししている中で、SCCM の OS 展開 (OSD) 機能と、Windows Deployment Services (WDS) の差がどこにあるかと聞かれ、「さすがに一言では…」となったのですが、一覧表がありました (笑)
が、その一覧表…英語のみでの提供だったので、「一応」日本語化してみました!!

…まぁ、久しく書いて、単純な翻訳ネタですが、なにか?

機能 ADS 1.1 WDS Microsoft Deployment (Lite-Touch) ConfigMgr 2007 ConfigMgr 2007 with Microsoft Deployment
OS 展開            
  アーキテクチャ x86, x64 x86, x64, IA-64 x86, x64 x86, x64 x86, x64
  OS Windows 2000 Server and Windows Server 2003 Windows 2000 and later Windows XP and later Windows 2000 and later; WePOS & WinFLP Windows 2000 and later; WePOS & WinFLP
  クライアント・サーバー Server only Client and server Client and server Client and server Client and server
  イメージ vs. Setup.exe Image only Image only 但し RIS では Setup.exe 利用可 Image and setup.exe Image and setup.exe Image and setup.exe
  HAL No Vista/WS2008 移行は YES Vista/WS2008 移行は YES Vista/WS2008 移行は YES Vista/WS2008 移行は YES
  構成情報の原 ADS database (SQL) Active Directory .INI files or SQL database ConfigMgr database (SQL) ConfigMgr database (SQL)
  Unattend のファイルの自動生成 No No Yes Yes Yes
イメージ管理            
  イメージのフォーマット IMG WIM RIS の場合はRISETUP and RIPREP WIM WIM WIM
  製品間でイメージを再利用可能 No Yes Yes Yes Yes
  イメージの複成可能 No DFSR で管理 DFSR で管理 Yes Yes
  バイナリ差のレプリケート No DFSR で管理 DFSR で管理 Yes Yes
  展開前に、該当システムへのプレステージング No No No Yes Yes
  イメージをマルチキャストで配信 Yes Yes WDS を利用 Yes Yes
  イメージ トランスファ時の回線管理 No マルチキャスト時 No プレステージング時 プレステージング時
  参照システムのビルドとキャプチャ 手動 手動 タスク シーケンスでの自動化 タスク シーケンスでの自動化 タスク シーケンスでの自動化
デバイス ドライバ管理            
  OS イメージにドライバを挿入 No 特定数のドライバを Unattend.xml で構成可 PnP ID を利用して展開時に自動的に実行 PnP ID を利用して展開時に自動的に実行 PnP ID を利用して展開時に自動的に実行
  WinPE にドライバを挿入 No No 管理者により設定 管理者により設定 管理者により設定
  組織内のデバイスにつき、ドライバの有無をレポート No No No Yes Yes
ディスク管理            
  パーティションやフォーマット Yes Yes DISKPART スクリプトで実行可 Yes Yes
  複数のパーティションやイメージの展開 Yes No 複数のパーティションは実行可 Yes Yes
  BitLocker の展開 No OS イメージのスタートアップ スクリプトとして実行可 Yes Yes Yes
  RAID/SAN/iSCSI セットアップの自動化 3rd パーティ ツールを利用して可能 No 3rd パーティ ツールを利用して可能 3rd パーティ ツールを利用して可能 3rd パーティ ツールを利用して可能
  OS 展開前にハードウェアのインストール @ Virtual Floppy 使用 Yes No No No No
ネットワーク管理            
  ネットワーク構成のマイグレーション No No No Yes Yes
  ネットワーク接続の探知 コネクションの良い場合 コネクションの良い場合 コネクションの良い場合 コネクションの良し悪しを問わず コネクションの良し悪しを問わず
  DHCP 無の Static IP で利用可 No Boot メディアを利用して実行可 PXE 以外 YES PXE 以外 YES PXE 以外 YES
  IPv4 and IPv6 IPv4 only IPv4 only IPv4 での利用。 IPv6 設定も少し可能 PXE 以外、両方 PXE 以外、両方
展開モデル            
  PXE 起動 Yes Yes Yes Yes Yes
  メディア (CD, DVD, USB) 起動 No Yes Yes Yes Yes
  クライアント OS 起動 Yes No No Yes Yes
  Push/pull 型 Push and pull Pull only Pull only Push and pull Push and pull
  ユーザによる展開イメージの選択 No Yes Yes Yes Yes
  完全ノータッチ Yes 初回の PXE ブート以降 YES No Yes Yes
  メディア利用のオフライン展開 No No Yes Yes CD/DVD 分割可 Yes CD/DVD 分割可
  不明のコンピュータに対して展開 Yes Yes Yes Yes Yes
End-to-End プロセス            
  タスク シーケンス Yes No Yes Yes Yes
  タスク シーケンス条件 & グルーピング No No No Yes Yes
  タスク シーケンスのパラメータ設定 各コンピュータ毎 No LTI データベースのルールに基づけば可 コンピュータ単位とオーバーライド込のコレクション単位 Per-computer and per-collection with override
  ユーザ設定や状態のマイグレーション No No Yes Yes Yes
  パッチ インストール No Vista/WS2008 以降は OS 機能を利用して、共有フォルダから実施可 共有フォルダから実行可 SCCM のソフトウェア更新機能を利用して実行可 SCCM のソフトウェア更新機能を利用して実行可
  アプリケーション インストール Yes Yes unattend.xml、スタートアップ スクリプト、共有フォルダ、イメージの一部として等 共有フォルダから可 SCCM のソフトウェア配布機能を利用して実行可 SCCM のソフトウェア配布機能を利用して実行可
  Vista/7/WS2008/R2 の展開と言語パックの展開 No Yes Yes No Yes
  サーバー役割のインストール カスタム アクションとして可 スタートアップ スクリプトとして可 Yes Yes Yes
  メンテナンス ウィンドウに従う No No No Yes Yes
  NAP 環境での利用 No Quarantine された場合、その後のタスクが失敗する可能性あり No 許可が発行されるまでタスク シーケンスは待って、続きを実施する 許可が発行されるまでタスク シーケンスは待って、続きを実施する
  Wake-on-LAN の利用 No No No Yes Yes
セキュリティ            
  ネットワーク上の「秘密」データを暗号化 Yes No No Yes Yes
  該当システム上の「秘密」データを暗号化 Yes No No Vista セットアップ時以外 YES Vista セットアップ時以外 YES
  ターゲット コンピュータのStrong Authorization Yes No No PXE 以外 YES PXE 以外 YES
  マイグレーション時にユーザー状態を暗号化 No No No Yes Yes
  ネットワーク上のイメージの暗号化 Yes No No Yes Yes
  展開メディアのパスワード プロテクト No No No Yes Yes
レポーティング            
  全展開情報の集計データ Yes Crimson のイベントで可 SCOM 利用で可 Yes Yes
  個々のシステムの詳細データ Yes Crimson のイベントで可 SCOM 利用で可 Yes Yes
管理UI            
  展開状態の一元モニタリング Yes マルチキャスト利用時のみ No Yes Yes
  タスク シーケンス編集 Limited No Yes Yes Yes
  複雑なターゲッティング No No No Yes Yes
  複数の管理者 & 同時利用 Yes Yes No Yes Yes
  ユーザー アクセス 制御 Yes No No Yes Yes
  スクリプト利用 Yes, with WMI Partial via COM+ Scriptable .Net data layer Yes, with WMI Yes, with WMI
  日本語化 No Windows Server 言語に依存 N/A SCCM の言語に依存 Yes
  フレームワーク MMC 2.0 MMC 2.0 MMC 3.0 MMC 3.0 MMC 3.0

元ネタ: https://technet.microsoft.com/en-us/systemcenter/cm/bb684467.aspx

Windows LiveWriter の欠点として、テーブルの読み込みが雑… と言うところですが、HTML エディタで書き換える気もなければ、それをレンダリングするアドインを作る気もないロバートなのでした。

しかも、テーブル入れるだけで、LiveWriter のパフォーマンスが急激に落ちるなんてことは、言えませんよね (爆)

 

やっぱり Contribute 使おうかな…

 

そう言えば、TFS 2008 から TFS 2010 への移行についてのポスト依頼がだいぶ前にありました。
途中経過で、システムの再インストールを行ったので、ゼロから書き直します。

今更ですが、参考になると嬉しいです…しばし、お待ちくださいませ。

Comments

  • Anonymous
    August 05, 2010
    The comment has been removed