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結局 Windows 8.1 と Windows Embedded 8.1 Industry の違いは何なのか?

日本マイクロソフトの品川オフィスのとあるフロアには、Windows Embedded 関連のセミナーや Youtube の Windows Embedded チャネルでよく登場するマーケティングスペシャリストやテクノロジースペシャリストの方々が固まっています。その同じエリアで良く煮詰まっている編集長です。

さて、その方々が Windows Embedded 8.1 Industry を説明する資料を拝見するとこんな感じの図が出てきます。

 

 

まず、左側の Windows Embedded POSReady 7 とは、Windows 7 をベースとして、POSレジ、キオスク端末、発注用ハンディ端末、レストランのセルフオーダー端末、シンクライアント端末、デジタルサイネージなどの特定業務向け端末として、必要な機能モジュールのみ(通常の Windows 7 よりライトな)で構成したOSです。

その製品の最新バージョンが Windows Embedded 8.1 Industry になります。

ブランド名が変わっているのですが、これは POSReady という名称だと、あまりにも POSレジ向け限定だと勘違いされ易いため(実際には POSレジ向け限定ではない!)Industry という名称に変更されました。

これだといわゆる”業界向け”?という印象になり(どんな業界だよ!という突っ込みはあるにせよ)、もう少し幅広く使えるという認識になると期待しています。

実際のところ、小売業、製造業、医療機関への利用を推奨(想定)していると記載されています。

 

Windows Embedded 8.1 Industry

<https://www.microsoft.com/windowsembedded/ja-jp/windows-embedded-8-industry.aspx>

 

 

そして、上の説明図では、

Windows Embedded 8.1 Industry =フル Windows 8.1 +組み込み向け専用機能(Writeフィルタ、USBフィルタ、ジェスチャーフィルタ等のロックダウン機能)

という記載があるので、それをさらに図にするとこんな感じです。

Windows Embedded 8.1 Industry では Windows 8.1 と比較して削除されている部分は特になく、通常の Windows 8.1 と同じ更新プログラムや追加機能のインストールが可能です。

OSのフットプリントを小さくできない反面、Windows 8.1 の機能をすべて包括しているので、Windows 8.1 で動作するソフトウェアはすべて Windows Embedded 8.1 Industry でも動作するのでサードパーティー製品の動作保証の面でも安心です。