Office 2010/2013 (既定) と Office 365 ProPlus の共存環境で Office 365 ProPlus をバージョン 1710 に更新すると Excel の関連付けが Office 365 ProPlus に変更される事象について
こんにちは、Office サポートの西川 (直) です。 本記事では、表題の事象についてご説明いたします。
現象
Office 2010/2013 (既定) と Office 365 ProPlus の共存環境で Office 365 ProPlus バージョンを 1710 に更新すると Excel の関連付けが Office 365 ProPlus に変更されます。
再現手順例 :
- Office 2010 (既定)、Office 365 ProPlus (バージョン 1709 (ビルド 8528.2147)) が共存している環境を用意します
- Office 365 ProPlus を バージョン 1710 (ビルド 8625.2132) に更新します
- Excel ファイルの関連付けが Office 365 ProPlus の Excel 2016 に変更されます。これにより、Excel ファイルをダブルクリックすると、Excel 2010 ではなく Office 365 ProPlus の Excel 2016 が起動します
理由
Version 1710 で Excel のファイルの関連付けに関する仕様変更 (機能拡張) が行われているため、更新時に関連付けが変更されます
Excel ファイルの関連付けを Office 2010/2013 に戻す方法
Office 2010/2013で、修復インストールを実施します。
Title : Office アプリケーションを修復する
URL : https://support.office.com/ja-jp/article/7821d4b6-7c1d-4205-aa0e-a6b40c5bb88b
補足
Office を更新する際、その更新プログラムに依存して、そのバージョンの Office を正しく使用できるように修復する処理が実行されます。この動きは想定された動作です。
もし、何らかの理由で Office の設定情報等が正しくない状態の場合、この仕組みにより、Office の更新時には正しい状態に修復されます。
参考
Title : 異なるバージョンの Office を同じ PC にインストールして使う
URL : https://support.office.com/ja-jp/article/6ebb44ce-18a3-43f9-a187-b78c513788bf
Title : Office 2013 スイートおよび Office 2013 プログラム (MSI による展開) を、他のバージョンの Office を実行しているコンピューターで使用する方法について
※ Office 2016 でも参考にしていただけます。
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