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Operational Insights の Linux エージェントが Public Preview に、Zabbix や Nagios との連携も

みなさん、こんにちは。

いよいよ、Operational Insights の Linux エージェントが Public Preview になりました。

 

Syslogを利用したログ収集に加え、プロセッサ、メモリ、ディスクといったパフォーマンスデータの可視化ができるようになっています。まずは、Operational Insights のポータルサイトから Download Linux Agent のリンクを辿ると、GitHub を参照することでできます。

エージェントのセットアップ方法や利用シナリオなどもこちらの GitHub から確認することができます。

 対象となる Linux サーバーに Apache や MySQL がインストールされている場合、Apache や MySQL 関連のパフォーマンスも監視対象に含めることができます。また、Zabbix, Nagios がインストールされている環境であれば、Zabbix や Nagios のアラートメッセージを Operational Insights に転送することができます。

 

ということで、Zabbix がインストールされている CentOS 7 の環境に Operational Insights のエージェントを入れてみました。

インストール自体は、Linux 上で 以下のコマンドを実行するだけです。

 

$> wget https://github.com/MSFTOSSMgmt/OMS-Agent-for-Linux/releases/download/1.0.0-47/omsagent-1.0.0-47.universal.x64.sh

$> md5sum ./omsagent-1.0.0-47.universal.x64.sh

$> sudo sh ./omsagent-1.0.0-47.universal.x64.sh --install -w <ワークスペースID> -s <プライマリキー>

 ワークスペースID とプライマリキー は、Operational Insights のポータルサイトからコピーしてください。

 

続けて、収集項目の設定です。取得したいパフォーマンスカウンタやSyslogのファシリティをここで設定します。

 

 

あとは、しばらく待っていれば、Operational Insights 上にデータが送られてきます。Windows マシンと同様に、Type= Perf でパフォーマンスカウンタの値を参照できます。

 

Zabbix からのアラート転送を行う場合、Zabbix 管理サーバーがインストールされている Linux 上で  /etc/opt/microsoft/omsagent/conf/omsagent.conf ファイルの設定を行います。

以下の部分がコメントアウトされていますので、コメントアウトを外したうえで、使用中の Zabbix の環境に合わせてファイルを更新してください。

 /etc/opt/microsoft/omsagent/conf/omsagent.conf

<source>
  type zabbix_alerts
  run_interval 1m
  tag oms.zabbix
  zabbix_url https://localhost/zabbix/api_jsonrpc.php

  zabbix_username Admin ← Zabbix 管理者ID
  zabbix_password zabbix ← Zabbix 管理者パスワード
</source>

 

Operational Insights エージェントを再起動すると設定が反映されます。

 $> sudo service omsagent restart

 

Zabbix からのアラートは、 Log Search から、 Type=Alert SourceSystem=Zabbix というクエリを実行することで確認ができます。

  

 

 Nagiosに関しても同様の方法で設定が可能ですので、Nagiosをお使いの方も試してみてください。

 この仕組みを利用することで、System Center Operations Manager、Zabbix、Nagios から出力されるアラートを一つにまとめて表示させることができるようになりました。マルチテナントにおけるアラートメッセージの一元化や複数の管理ツールを利用しなければならない管理者を支援する仕組みとして利用可能です。