Top Gun Project 「未来のクリエーター育成キャンプ」第1回アイディエーション(7/26)
皆さん、こんにちわ。日本マイクロソフトのエバンジェリストの渡辺です。
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)に、日本マイクロソフトが全面協力してこの夏開催する『Top Gun Project「未来のクリエーター育成キャンプ」』の第1回目の「アイディエーション」のクラスが開催されました。今回は、高校生、高専生、専門学校、大学生、大学院生など様々な学生さんが集まりました。嬉しいことに、応募の半数が18歳以下の学生さんです。年齢は関係ないというか、早いうちに様々な刺激を受けることは大賛成です。
まず最初に、このプロジェクトの発起人でもあるKMDの稲見昌彦先生の講演からスタートです。VR、ARなどの歴史的な振り返りや(1960年代後半、人類は外宇宙への探索(アポロ計画)と同時に、サイバースペースへの探索に乗り出していた・・・という大変面白いお話)、稲見先生の学生時代のロボコン出場の経験(MITでの世界大会など)を踏まえて、学生時代にこういう機会にチャレンジすることの大切さ、面白さを伝えていただきました。
続いて、アイスブレーキング。逆方向に向いたペアの椅子に座り、三枚のカード(いろいろな質問が書かれている)を使って、となりに座った人に質問しあいます。外側の人がグルグル回り、クラスの半数の人と対話する機会が得られます。これは、元々、米国マイクロソフト本社のマネージャ研修で行われていた手法とのことで、本日のスペシャルゲストであるKMDの古川亨先生(日本マイクロソフトの元CEO)に指導いただきました。(今回のブログに掲載している写真も古川さんから提供いただきました。)
続いて、アイディエーション。自分が作りたいもののアイデアをA4用紙に書き出してみる。書き出したアイデアは、ホワイトボードに、どんどん貼り付けていきます。出てきたアイデアから、自分が共感できるアイデアを選んでいきます。学生だけでなく、講師陣も投票に加わり、多くの人に指示されたアイデアを選びだします。次に選ばれたアイデアで、自分が作成したいと思うアイデアのところに集まりチーム分けを行います。
続いて、ダーティプロトタイプ。アイデアを元にチームメンバーでブレストを行い、様々な材料(紙粘土、模造紙、モール、画用紙、紙コップなど)を使ってプロトタイプを作成していきます。最後は、チームごとに、プロトタイプを寸劇として発表しました。与えられた時間は、30分もなかったと思いますが、どのチームもアイデアを元にした寸劇まで出来ていました。皆、クリエイティビティ(創造性)って、結構、あるんですよね。何か刺激があると発揮されるものなのでしょうね。
KMDの南澤孝太先生、稲見先生、古川先生、マイクロソフトリサーチの公野、日本マイクロソフトの春日井、渡辺から各チームに対して、講評が行われ、第1回Top Gun Projectは終了しました。身体も頭脳も使う非常に濃密な3時間だったと思います。学生の皆さん、こういう機会は、本当に参加したもの勝ちだと思います。私も学生ならば、絶対に参加したかったです。