Imagine Cup 2015 Day 3
月曜日から金曜日まで1週間に渡って開催される今年のImagine Cup 世界大会のすべてはこの3日目の部門審査に集約されているといっても過言ではありません。朝の8時から夕方の6時まで、それぞれの国と地域の予選を潜り抜けた全33チーム、113人の学生が決戦に挑みます。日本代表がノミネートされているイノベーション部門の12チームの審査は、ビジターセンターやカンパニーストアがあるMicrosoft CampusのBuilding 92 Odysseyルームで繰り広げられました。
部門最終審査の会場となったBuilding 92。米国マイクロソフト本社の中心部です。
展示会場から審査会場まで機材を運ぶ日本代表のScreenAIR。この時点でかなり緊張しています。
日本代表の出番は13:15から。平等性を保つために、機材の大きさや複雑さに関係なく各チームの準備時間は10分と決められており、カウントダウンを睨みながら急いで準備に取り掛かります。本番まで3分を残してセットアップが完了。全員で2度、深呼吸を繰り返して、緊張感をやわらげていよいよ本番。TechReadyに日本マイクロソフトから参加している同僚たちも応援に駆けつけてくれました。がんばれ!ScreenAIR!!あとは我々社員は見守るしかありません。
ついに始まったプレゼン本番。緊張は隠せないまでも、ScreenAIRにかける想いが伝わる情熱的な語り口が審査員の興味を引きます。
プレゼン時間はきっちり10分と定められていたため、あと30秒あれば説明しきれるところを止められてしまいましたが、これまでの練習の成果をバッチリ出せた素晴らしいプレゼンテーションだったと思います。
息つく暇もなくプロモーション用のビデオ撮影
彼らのユニフォームの背中に記されている「風」という日本語の文字は英語の「Wind」だよと耳打ちをしたら、意図を汲んで背中を向かせるディレクター
台湾のメディアから取材を受けるScreenAIR。ミニチュアモデルで風を受けるセンサーを説明します。
この後、16時から18時までマイクロソフト社員もメンターの先生も会場から閉め出されて、学生たちだけで審査員からの質疑応答に応えます。全て終えて聞いたところではなんとか審査員全員の質問には答えられたそうで、安心しました。イノベーション部門の審査員の1人で、Raspberry Piの創業者であり、現CEOであるEben Uptonにはいたく気に入られたようで、自身のTwitterで「Screen Feels Air presentation from @ZackeyKei & co at @Microsoft@imaginecup. Akihabara's next controller craze? https://www.youtube.com/watch?v=nZPl6GsR7U4」とつぶやいていました。審査に期待が持てます。
全てが終わって、Building 92のエントランスにあるマイクロソフトロゴの前で記念撮影
審査の結果は明日の朝、Awards Ceremonyでの発表となります。ここで部門賞を獲れれば、最終日にワシントン州コンベンション&トレードセンターで行われるWorld Championshipへの出場権が得られます。天命は尽くしたので、人事を待つ。今は全員そんな心境でそろそろ眠りにつきます。おやすみなさい。