Imagine Cup 2015 日本予選大会 審査基準
いよいよ今週の土曜日にImagine Cup 2015 日本予選大会が開催されます。7月27日から、米国・シアトルで開催される世界大会に日本代表として参加いただくチームをここで決定するわけですが、どのような審査基準で選出されるのかを、みなさまにご紹介したいと思います。
Imagine CupのオフィシャルサイトのRESOURCESというメニューにRULESという項目があり、このページからImagine Cup 2015の公式ルールやゲーム、イノベーション、ワールドシチズンシップの各部門のルールについてまとめられたガイダンスをPDFでダウンロードできるようになっています。このガイダンスの「HOW WILL ENTRIES BE JUDGED?」をベースに、日本マイクロソフトの関係者で協議し、部門賞の審査基準を次のように整理しました。
全部門共通
- コンセプト (15点)
- コンセプトがしっかりしているか?ターゲットとする市場やユーザーが見えているか?プレゼンが明確か?熱意があるか?
- コンテンツ (20点)
- 技術レベルは高いか?ユーザーを考慮したデザインをしているか?パフォーマンスは高いか?コンテンツとしての魅力があるか?
- 実現度 (15点)
- そのアプリやサービスを多くのユーザーが利用している状況をイメージできるか?グローバルで通用するか?ビジネスモデルが成立しているか?
ゲーム部門
- ゲーム性 (50点)
- ゲームとして魅力的か?自分が遊びたいか?誰かに遊ばせたいか?
イノベーション部門
- 革新性 (50点)
- 発想、表現、技術、ビジネスモデルなどに独創性はあるか?既存の手法から変化しているか?
ワールドシチズンシップ部門
- インパクト (50点)
- 設定した課題を解決するソリューションであるか?その解決にインパクトはあるか?
注目いただきたいのはその点数配分です。ゲーム部門であれば、ゲームの本質である楽しさ-Funな要素、イノベーション部門であればその革新性、ワールドシチズンシップ部門であれば設定した課題を解決する影響力が半数の比率となっています。
単純に点数だけで部門賞は決まりません。総得点が3位でも、その作品に最高得点をつけた審査員がいるかも知れないからです。逆に総得点が1位でも異を唱える審査員がいるかも知れません。審査員全員が納得いくまで議論をし尽くして決定いたします。
日本代表を選出する最終審議は最終審査員、2名との質疑応答となります。この質疑応答は日本予選大会にお越しいただいているみなさまの目の前で行います。American IdolというFOXテレビが放映しているアイドルのオーディション番組のイメージです(米国では有名なバラエティ番組です)。ここで見られるのは、Q&A対応力-臨機応変に回答を返せるかどうかとと世界大会で優賞できるか?の2点です。昨年の世界大会の最優秀賞の選出もこの方式で行われましたが、オーストラリア代表のEyenaemiaの対応力はそれは見事でした。
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