インターンシップ体験記:「初体験!マーケティング!」
みなさん、こんにちは。日本マイクロソフト 高専インターン生の鵜重誠です。木更津高専の情報工学科4年生です。今回のインターンシップは、1週間という短い期間の中で、マーケティングを中心とした研修を行いました。高専というと、普段の授業では技術系の内容ばかりで、マーケティングの話題は一切ありません。しかし、マーケティングはどのような製品に対しても行われる大事なステップです。そんなマーケティングを初めて学んだこの1週間の内容をお伝えします。
まず初日は、Imagine Cup の紹介とマーケティング講座を行いました。近年の Imagine Cup ではハードウェアを用いた作品が多数ノミネートされている状況から、ハードとソフト双方を取り扱う高専は非常に有利であると感じました。しかし、マイクロソフトというとソフトウェアの会社と思われがちですが、実は「.NET Micro Framework(.NET MF)」というマイコン向けのプラットフォームも展開されています。この機会に、.NET MFを高専に広めていきたいと思います。Imagine Cup などのコンテストでは、自分の作った作品をほかの人に知ってもらわなければなりません。これもある意味マーケティングの要素を含んでいると思いました。
2日目は Microsoft Azure の紹介と大手町にある Microsoft Innovation Center の見学を行いました。Azure といえばクラウディアさんです。ちゃっかりグッズを頂きました。グッズだけではなく、しっかり Azure に関する説明もありました。Azure は管理 UI のまとめ方がきれいで、導入のハードルが低いと感じました。ぜひ今後使っていきたいです。Microsoft Innovation Center (MIC) では、MIC の役割についてお話を伺いました。MIC では主に、スタートアップ企業や学生に対して、Microsoft の知的財産を使って支援を行うと伺いました。一見、利益につながらないと思えることでも、長期的に考えることにより、利益を生み出すという着目点を学びました。
3日目は実際に学生に向けた PC の販売状況を調査するために、東京大学見学を行いました。私は、東京大学へ行くことはこれが初めてでした。さすが、歴史のある大学ということで、敷地の広さや古い建物に驚きました。また、研究室を見学することができたことも貴重な体験でした。しかし、肝心の生協は改装のため閉店中で、実際の販売現場を見ることはできませんでしたが、図書館の OPAC や新聞の閲覧器などの特定用途のコンピューターには Windows が多く使われていました。やはり、安定性や入手性、開発のしやすさなどが Windows の強みであると感じました。
4日目は、IT技術を活用した中学校理科の授業デモを作成するという課題を行いました。近年、学校で生徒にタブレットを支給するといったニュースを耳にします。マイクロソフトでは、タブレット等を用いた授業を導入したいと考えている学校さんに対してサポートも行っていることを初めて知りました。その中で、中学校の理科の授業内容についてのデモを作成しました。音に関する授業をビジュアルプログラミング言語を使って、直感的に体験できるデモを作成しました。このデモは、インターンシップ参加者の中でのみ発表を行ったため、中学生が面白いと感じるのか、知ることはできませんでした。しかし、この発表の後、「楽しかった」という思いがあふれました。これによって私は、「発表者が楽しむ」ということがプレゼンテーションで大事なことであると学びました。
1週間という短い期間でしたが、このインターンシップの中でマイクロソフトの中でのマーケティング等の開発以外のたくさんの仕事を学ぶことができ、視野が広がったように感じます。また、どのような製品にも必ずマーケティング戦略があり、商品を販売していくうえで重要であるということを感じることができました。今回得た知識を有効に活用して、Imagine Cup などのコンテストに参加したいと考えています。インターンシップを受け入れていただいた日本マイクロソフト様や指導してくださった社員の皆様、そして一週間一緒にインターンシップに参加した皆さんに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。