1/22 の Team Foundation Service のアップデート
既にこちらのページにてアナウンスされていますが、Visual Studio Online - Team Foundation Service のアップデートが 1/22 に行われました。
ようやく時間が取れ、内容を実際に確認することができました。
今回のアップデートでは、
- 作業項目のクエリにおいて、”タグ” の検索が可能となった
- 2. バーンダウンを特定の曜日のみで計算できる
- 3. 累積フローダイアグラムの開始日を変更することができるようになった
という強化があったみたいですね。
1. 作業項目のクエリにおいて、”タグ” の検索が可能となった
作業項目のタグについてはこちらをご参考にしてください。
任意のメタデータを追加して、タグ名でフィルタをかけたりでき、かなり便利です。
ただこれまでバックログの管理のところ以外は活用できませんでした。
このアップデートで、任意の作業項目のタグ付けに対してクエリを作ることができるようになりました。
さらに、このクエリベースの作業項目チャートをトップページにピン止めする。。。など、活用の幅がさらに広がりそうです。
(残念ながら、タグでグループ化することは現状できないみたいですが)
2. バーンダウンを特定の曜日のみで計算できる
上位にランクインされていたユーザー フィードバックが反映された模様です。
これまでバーンダウン チャートの X 軸 (日付) は特に稼働日/非稼働日関係なく計算されていました。
そのため、「金曜日で理想線を下回って順調だったが、休み明けの月曜日の朝に遅れて見える」的なことが起きます。
現在は以下のように変更できるようになりましたので、より正確なバーンダウン チャートでプロジェクトを進めることができるようになります。
1. ページ右上の歯車マークをクリックして、管理ページを表示します。
2. 該当のチーム プロジェクトのチームメンバーの設定に行き、”Settings” をクリックします。
3. 累積フローダイアグラムの開始日を変更することができるようになった
累積フローダイアグラムは、プロジェクトが開始してから現在に至るまでの作業項目の累積状況を表しており、プロジェクトの全体状況を把握するのに有効です。
ただ、これまで開始日は “チーム プロジェクトの作成日” が固定でした。
通常、実際の開発プロジェクトの開始日より前にチーム プロジェクトを作成する (プロジェクト インフラとしての整備を事前に行う) かと思います。
そのため、開始直後は実績がないようにに見えてしまっていました。
以下の手順で、開始日を “実際のプロジェクト開始日” に変更することでこの問題が改善できるようになります。
1. [Work] – [Backlogs] 上にある “Cumulative Flow” の図をクリック
2. グラフ右上の [...] をクリックし、"Edit" を選択
3. “Edit Chart” ダイアログ上で開始日を指定
過去 Team Foundation Service の機能強化は、Team Foundation Server Update で反映されています。
バーンダウン チャートで曜日が指定できるのはかなりうれしいので、次の Update に含まれることを期待しています。