QnA Maker よくあるご質問
(※QnA Maker は 2018 年 5 月に一般公開となりました。以下の内容はそれ以前の Preview 版の内容となります。)
こんにちは。Cognitive Services 開発サポートチームの津田です。
QnA Maker はプレビュー版ですが、現在まで、いくつかのお問い合わせをいただいております。今月時点でご案内可能な内容をご紹介いたしますので、同様の疑問をお持ちの方に、お役に立てば幸いです。
Q1. ユーザーの質問とQnA Maker の回答のログを取得する方法はありますか?
A1. はい、あります。
利用者がどのような検索を行ったか確認するための方法として、QnA Maker の ブラウザ画面にて、”Test” を選択いただき、“Download chat logs” をクリックすることでログを取得可能です。
ただ、このTest の画面でChat しただけでは、“Download chat logs” をクリックしても、以下のようなエラー表示となります。「You can only download logs which have hit your published endpoint」というメッセージの通り、実際にPublish したエンドポイントからアクセスした場合に、ログをご利用いただけます。
実際にログを取得した場合、以下のような情報が、.tsv ファイルとして取得できます。
“Hello” はKB に登録されていない旨のメッセージが表示されていることが確認できるため、ユーザーが望む結果が表示されなかった場合を確認できます。
Question Answer Frequency Score Timestamp Hi Hello 5 100 2017 - 10 - 06 00: 27:15 Hello No good match found in theKB 2 0 2017 - 10 - 06 00: 27:17 |
取得したログは、隣の ”Update chat logs” をクリックして、アップロードすることで同じ質問を再現することが可能です。
ナレッジベースの精度向上にご利用ください。
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- 参考文献
以下の資料 Test and train の Replay live chat logs に詳細が記載されております。
<https://qnamaker.ai/Documentation/TrainKb>
Q2. Chatで、期待する結果が出ない場合、どう学習させればいいですか?
A2. https://qnamaker.ai のご自身のQnAMaker のService のEdit 画面で、以下の手順を実施します。
1. 左側のKnowledge Base をクリックします。
2. 右側の「Add new QnA pair」をクリックします。
3. 追加されたQuestion と Answer のペアを追加します。
4. 右上の Save and retrain ボタンを押します。
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- 参考ドキュメント
Update your knowledge base
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/cognitive-services/qnamaker/guides/updatekb
Q3. Q & A のマッチング率を上げる方法にはどのような方法がありますか?
A3. Active Learning と呼ばれる仕組みがございます。
以下のドキュメントの通り、類語や新しいQ&A ペアの追加を行って、マッチングの精度を改善することが可能と期待されます。
Active Learning
/en-us/azure/cognitive-services/qnamaker/guides/active-learning-qnamaker
そのため細かいチューニングには実際に想定される質問を投入した場合の答えから、再学習を行うトライ& エラーが必要となって参ります。
Test and train
/en-us/azure/cognitive-services/qnamaker/guides/trainkb
Q4. マッチング率を上げるために、内部的な検索アルゴリズムがどのようになっているか教えてもらえますか?
A4. 誠に恐れ入りますが、内部的な検索アルゴリズムの詳細をご紹介するドキュメントのご用意はございません。上述のA3 も併せてご確認ください。
Q5. Knowledge Base のAnswer を登録する時、HTML タグを入力できますか?
A5. Answer には任意の文字を含めることができますが、HTML タグそのものも 答えの文章の一部として取り扱われる点にご留意ください。
言い換えますと、学習の際にHTML タグは無視されずに学習の対象として使われることになります。
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- 参考ドキュメント
Q&A Maker FAQ
https://azure.microsoft.com/en-us/services/cognitive-services/qna-maker/faq/
抜粋:
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- Does the QnA Maker support non-EN languages?
The QnA Maker tool ingests and matches data in UTF-16 encoding. This means that any language should work as is. Having said that, we have only extensively tested the relevance of the service
for EN yet.
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Q6. QnA Maker を商用利用してもいいですか?
A6. QnA Maker は現在プレビューとなっておりますが、商用利用を制限してはおりません。
プレビュー製品のご利用にあたっては、以下のドキュメントをご参照いただき、商用利用される際に差支えがございませんか、ご確認ください。
Microsoft Azure プレビューの追加使用条件
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/preview-supplemental-terms/
抜粋:
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プレビューは、「現状有姿のまま」、「瑕疵を問わない条件」で、かつ「提供可能な場合に限り提供しうる形で」提供されるものとし、サービスレベル契約および限定的保証の対象とはなりません。プレビューは、カスタマー サポートの対象とならないことがあります。
プレビューには、Microsoft Online Services のプライバシーに関する声明、Microsoft Azure のトラスト センター、オンライン サービス条件、およびプレビューと共に提供される追加の注意事項に規定するとおり、セキュリティ、コンプライアンスおよびプライバシーに関する確約事項の一部が適用されず、または異なる確約事項が適用されることがあります。特定の指定されたプレビューには、該当する場合には、以下に規定する追加の条件が適用される場合もあります。マイクロソフトは、随時予告なくプレビューを変更または中止することがあります。
また、プレビューを「一般向けに提供」しないことを選択することもあります。
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Q7. QnA Maker に容量の制限はありますか?
A7. はい、20 MB となっております。
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- 参考ドキュメント
QnA Maker FAQs
/ja-jp/azure/cognitive-services/qnamaker/faqs
抜粋:
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How large a knowledge base can I create?
Currently, the limit is a 20-MB knowledge base.
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上記がお役に立てば幸いです。