Microsoft Translator Text API の No-Trace について
Microsoft Translator Text API の No-Trace が、2018 年1 月18 日より、既定で有効になりましたので、お知らせいたします。
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- No-Trace ( 英語サイト) の抄訳
Microsoft Translator Text API と Microsoft Office products のテキスト翻訳機能による翻訳のために提供された顧客データは、恒久的なストレージには書き込まれません。いかなるマイクロソフトのデータセンターにも、提供されたテキストの記録やその一部は存在しません。テキストは、トレーニング目的のためにも使用されません。
ご注意: 以前の “no trace option” は、現在、任意のAzure サブスクリプションで、Microsoft Translator Text API (Freeまたは課金tier) を使うすべてのトラフィックは “no trace” となっています。No-Trace を有効にするために、最小、毎月2 億 5000 万文字という以前の要件は、今後適用されません。加えて、マイクロソフト技術サポートが、ご利用者のサブスクリプションで発生した、いかなるTranslator Text API の問題も、調査することはできなくなります。
以下の無償のMicrosoft Translator のエンドユーザー様向け製品では、サービス改善のためにテキスト翻訳が記録されます。No-Trace オプションがない場所での、ご利用者のデータの保護については、 Microsoft Translator Privacy Statement をご参照ください。
· Translator for Microsoft Edge
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- No-Trace が既定で有効になった背景
Microsoft Translator が EU より制定された General Data Protection Regulation (GDPR) に準拠する必要性があるためです。
GDPR の準拠に関するご案内に関しては、以下のサイトがありますので、ご参考になりましたら幸いです。
Announcement: Changes to the Collaborative Translation functions
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- No-Trace についてのよくあるご質問
Q1. No-Trace は Microsoft Translator Speech API も該当しますか?
A1. いいえ、まだです。2018 年 5 月までに GDPR に準拠してご提供できるよう開発が進められております。
Q2. 「マイクロソフト技術サポートが、ご利用者のサブスクリプションで発生した、いかなる Translator Text API の問題も、調査することはできなくなります」とのことですが、Translator Text API のサポートを受けてもらえなくなるということでしょうか?
A2. いいえ、サポートそのものは受付いたしますが、ご利用者様が翻訳の際に提供したテキストや API のリクエストのログは、データセンター側に一切保存されなくなるため、調査が非常に限定的なものとなります。
例えば、以下のようにお考え下さい。
- 翻訳の品質に関するお問い合わせ
ある特定の文章を翻訳した結果明らかに意味が異なるなど、弊社でも同様の翻訳結果を再現することができれば品質改善のフィードバックは可能です。
ただし、現時点では再現しない過去に翻訳された結果や、特定環境のみで問題があった場合、翻訳結果に関するログは残されておらず、サービス側を調査する手段はありません。
- 接続やAPI がエラーとなる現象についてのお問い合わせ
トークンに関する現象やサービスへの接続に関する現象、サービス側の制限、ご利用者様のクライアント端末観点での切り分け、のような限定的なご支援は可能です。
そのため、このような前提を踏まえて、どのようなご支援ができるのか、ご相談させていただくことになります。
上記がお役に立てば幸いです。
Cognitive Services 開発サポートチーム 津田