Custom Vision Service よくあるご質問
(※Custom Vision Service は 2018 年 3 月に有償プレビューが追加されました。以下の内容はそれ以前のバージョンの内容となります。)
Custom Vision Service は、プレビュー版ですが、現在までいくつかお問い合わせをいただいています。その中から、今月時点でご案内可能な内容をご紹介します。同様の疑問をお持ちの方に、お役に立てば幸いです。
Q1. Azure Portal の「リソースの作成」で、Cognitive Service の一覧にCustom Vision Service が表示されません。どのように作成すればいいですか?
A1. Custom Vision Service は、プレビュー版のため、Azure Portal から作成することができません。
まず、Custom Vision Service のページ 内の [はじめる>] または [Custom Vison Service を試す] をクリックし、https://www.customvision.ai/ にアクセスします。
そして、次の画像にあるような [SIGN IN] からCustom Vison Service のアカウントを作成します。
[SIGN IN] をクリックすると、Azure AD に紐づいた組織アカウント、または、Microsoft アカウントによるサインインを求められます。
以下のように表示されたアカウントを選択するか、アカウント情報を入力します。
サインイン済みのアカウントがある場合:
サインイン済みのアカウントがない、もしくは [別のアカウントを使用する] を選択した場合:
組織アカウントまたは Microsoft アカウントとして登録されているメールアドレス等を入力して、次へとクリックします。アカウントをお持ちでない場合は、上記の「作成」をクリックして、作成します。
以上で、サインインができ、次の画像のように新規プロジェクト作成画面に遷移します。
Q2. Custom Vision Service の画像の容量の上限はありますか?
A2. 学習用の画像は1 枚当たり6 MB の制限、予測用の画像は1 枚当たり4 MB の制限があります。
詳細は下記のドキュメントをご参照ください。
- Overview of building a classifier with Custom Vision
</ja-jp/azure/cognitive-services/custom-vision-service/getting-started-build-a-classifier >
抜粋:
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Note
Custom Vision Service accepts training images in .jpg, .png, and .bmp format, up to 6 MB per image. (Prediction images can be up to 4 MB per image.) We recommend that images be 256 pixels on the shortest edge. Any images shorter than 256 pixels on the shortest edge are scaled up by Custom Vision Service.
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Q3. Custom Vision Prediction API を使用していたら、「You are approaching an API quota limit」の件名のメールを受け取りました。以下のページでは 1 日あたり 1000 回という上限となっていますが、この上限を引き上げることはできますか?
A3. はい、できます。(ただ、ご要望の内容に応じては、承れない可能性もあります。)
Usage の「i」のマークにポイントすることで、上限を引き上げたい場合は、私共にご連絡いただくよう記載されております。
通常、右上の「?」から「Contact us」をクリックすることで、英語ではございますが「CustomVisionTeam@microsoft.com」にメールによる上限引き上げのリクエストをすることができます。
その際、以下の情報があるとスムーズです。
(1) Custom Vision Prediction APIのコール上限を増やしたいアカウントのメールアドレス
(2) ご要望の上限回数
(3) 上記をご要望される理由・お困りの背景(こちらは必須ではありません。ただ、ご記載いただいたビジネス上の重要度や緊急度に応じて、リソース割り当ての優先度が上がる可能性はあります。現在
Custom Vision Service
はプレビューであるため、弊社開発部門に、実際のお客様のニーズや利用シナリオを直接お聞かせいただき、今後の改善に役立てていきます。)
なお、有償の Azure 技術サポート契約をお持ちでしたら、日本語でお問い合わせいただくことでリクエストを代行することも可能です。
Cognitive Services の技術サポートのお問い合わせ方法
< https://blogs.msdn.microsoft.com/jpcognitiveblog/2017/12/24/cognitive-services-の技術サポートのお問い合わせ方法/ >
ただ、あくまでも customvisionteam@microsoft.com 宛てのメールの代行となり、リクエストの可否の検討や処理は直接弊社開発部門が対応します。そのため、サポート経由でリクエストされるか、直接メールされるか、ご都合の良い方をお選びいただけると幸いです。
Q4. Custom Vision Training API で学習させる画像の枚数には、以下のページの通り、1000枚の制限がかかっています。この上限を引き上げることはできますか?
A4. はい、A3 と同様にお問い合わせください。
上記がお役に立てば幸いです。
Cognitive Services 開発サポートチーム 津田