Share via


Silverlight3 Runtime をリリースしました

 日本時間の7月11日(土)に、 Silverlight 3 のRuntime がリリースされました。

  今回のメジャーアップデートでは、これまでの動画配信機能やリッチなWeb UI の構築機能をさらに強化しただけに留まらず、ビジネスアプリケーションの基盤として Silverlight を活用したり、より実用的でかつ視認性の高い RIA 開発をサポートしたりと、大幅な進化を遂げています。

  したがって、Web アプリケーションを活用されれるエンドユーザーの方々にはもちろんのこと、ぜひ開発者の方々にも今回の Silverlight3 を体験していただき、間もなくリリースされる予定の日本語版の開発ツールを使ってリッチでかつ実用性の高いRIA を開発していただければ幸いです。

 

  さて、Silverlight 3 の特徴ですが、開発者の視点から見た場合、特に目立つのは大量に追加されたコントロール群だと思います。

  Silverlight 3 では60以上のコントロールを搭載しており、データグリッドやグラフ、ツリービューやレイアウトコントロールなど、実用的なコントロールが豊富に用意されています。

 

  また、ブラウザ外でSilverlight 3 のアプリケーションを駆動させることができることも、大きな特徴の一つです。

  デスクトップにショートカットを作成して直接 そのアプリケーションを起動したり、スタートメニューに登録されたメニューから起動したりといった、通常のデスクトップアプリケーションとほとんど同様の扱いが可能になります。

  もちろん、そのアプリケーションを起動すると自動的に Web ブラウザが立ち上がるということもありません。

 

  Silverlight 3 Runtime のインストールは非常に簡単です。

  まず、従来の Silverlight2 Runtime がすでにインストールされている場合には、コントロールパネルのプログラムと機能 (Windows XP の場合はアプリケーションの追加と削除)から Silverlight を削除します。

  そして、https://www.microsoft.com/silverlight/ など、Silverlight3 の配信をしているページに移動すると以下のように Install the free Plug-in などと書かれたリンクが表示されますので、これをクリックすることでインストーラーを起動することができます。

 

 

  インストール自体は通常数10秒以内に終了します。

  また、インストーラーはこれまで同様マルチリンガル対応となっていますので、日本語環境上でインストールを開始すれば日本語でメッセージが表示され、他の言語の環境でインストールすればその言語でインストールのメッセージが表示されます。(34ヶ国語に対応しています)

  なお、Runtime そのものは基本的に言語依存しないで動作します。

 

  開発には、Silverlight 3 対応の SDK および Visual Studio Tools for Siliverlight 3 が必要になります。

  これらの日本語版は間もなく公開される予定です。公開時には、こちらのブログからもアナウンスします。

  また、よりリッチなUI のオーサリングおよびデザインをするには Expression 3 を使用することをお勧めします。こちらの日本語版のリリースについては、秋頃を予定しています。 Expression の詳細につきましては https://www.microsoft.com/japan/products/expression/ をご覧ください。

sl3.jpg