Microsoft Dynamics 365 新機能: 組織インサイト ソリューションを使用したインスタンスに関するメトリックの表示: 記憶域の管理
みなさん、こんにちは。
前回に引き続き、Microsoft Dynamics 365 新機能から組織インサイト ソリューションを使用した
インスタンスに関するメトリックの表示について紹介します。本機能は、Dynamics 365 オンラインでのみ利用できる機能です。
本記事はシリーズものになっているため、前回の記事を参照ください。
Microsoft Dynamics 365 新機能: 組織インサイト ソリューションを使用したインスタンスに関するメトリックの表示: 概要
Microsoft Dynamics 365 新機能: 組織インサイト ソリューションを使用したインスタンスに関するメトリックの表示: 監視と使用
記憶域の管理
記憶域をどの程度利用しているか、どのインスタンスがどの程度利用しているか、最もサイズが大きいテーブルは何かといった、
記憶域に関する情報を確認することができます。例えば、記憶域はテナントに割り当たっているため、
複数のインスタンスがある場合、どのインスタンスが使っているかを把握することで、テナント全体の記憶域の管理に役立ちます。
- 記憶域の使用率
- 記憶域の内訳
- トップ 10 テーブル
- 共通テーブルのサイズ
記憶域の使用率
記憶域の使用率では、テナント全体で記憶域をどの程度利用しているか確認することができます。
記憶域は、テナントに割り当たっているため、複数のインスタンスがあると、その合計が使用率になります。
[記憶域] – [CRM テナント記憶域使用率]
記憶域の内訳
記憶域の内訳では、どのインスタンスがどの程度利用しているか確認することができます。
[記憶域] – [CRM インスタンスによる記憶域使用量(MB)]
トップ 10 テーブル
記憶域のトップ 10 テーブルでは、現在のインスタンスのデータベーステーブルサイズおよび行数別、
上位 10 件のテーブルを示しています。もし、記憶域を節約したいと考えている場合、トップ10 のテーブルを把握することで
検討を開始することに役立ちます。
[記憶域] – [CRM インスタンスによる記憶域使用量(MB)]
共通テーブルのサイズ
添付ファイル、非同期のジョブ履歴、監査履歴といった共通テーブルのサイズを把握することができます。
[記憶域] – [共通テーブルのサイズ]
まとめ
次回は、組織インサイトを利用して、どの API が実行されているか、失敗しているかといった
トラブルシューティングに役立つ情報についてご紹介します。
– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也
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