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最近、多くのお客様から「AX2012環境の別環境への移行」に関するお問合せを頂きます。
そこで、以下の5点に関して説明させて頂きます。
1.データの移行
2.カスタマイズ(メタデータ)の移行
3.イメージの複製による環境構築
4.ドメインの変更
5.別ドメインのAX環境へのアクセス
1.データの移行
他の環境のデータベースをバックアップ/リストアして、新規に環境を構築する方法はサポート対象外です。
ただし、別ドメインのAXデータベースを移行して環境を構築する際に注意する点が以下のブログに記載されています。
サポート対象外の手順ではございますが、検証環境の構築に限定して、ご活用頂いているパートナー様もいらっしゃいます。
<Moving between Microsoft Dynamics AX 2012 Environments>
以下のドキュメントに記載されているAX2012の標準機能を使用してテーブル単位に別環境に移行することは可能です。
<Plan data import, export, and migration [AX 2012]>
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa548629.aspx
ただし、コンフィグレーション/パラメータ/マスタデータなどの必要な全てのデータを一括で移行する手順などの情報は開発チームからも提供されていません。
もし、AX標準機能を用いたデータ移行でエラーが発生した場合には、1テーブルにつき1サービスリクエストで御起票頂けましたら、サポートチームで詳細に調査させて頂きます。
2.カスタマイズ(メタデータ)の移行
パートナー様などが開発されたカスタマイズプログラムや定義を別環境に移行する際のガイドラインが以下のホワイトペーパーに記載されています。
<Deploying Customizations Across Microsoft Dynamics AX 2012 Environments (White paper) [AX 2012]>
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh292604.aspx
3.イメージの複製による環境構築
Dynamics AX 製品につきましては Sysprep をサポートしておりません。
Hyper-V等のイメージを複製して Dynamics AX システムの展開する方法もサポート対象外です。
Dynamics AX 製品の全コンポーネントにつきまして、通常のインストール手順にて導入いただく必要がございます。
4.ドメインの変更
Dynamics AX 製品ではドメイン変更時の動作を確認しておりませんため、サポートしておりません。
移行先のドメインでAX環境を新規にインストールして、再構築するなどの方法を御検討頂けますでしょうか。
5.別ドメインのAX環境へのアクセス
AXクライアントから、別ドメインに配置されているAOSに接続する場合は、
2つのドメインは同じフォレスト下のドメインで、かつ双方向の信頼関係を結んでいる必要がございます。
<Work with users from Active Directory [AX 2012]>