Windows Azure モバイル サービスのご紹介: 接続対象のクライアント アプリのためのバックエンド
このポストは、8 月 28 日に投稿された Introducing Windows Azure Mobile Services : A Backend for Your Connected Client Apps の翻訳です。
この記事では、リリースされたばかりの Windows Azure モバイル サービス (プレビュー リリース) についてご紹介します。Windows Azure モバイル サービスを使用すると、Windows 8 のアプリケーションを Windows Azure でホスティングされているクラウド バックエンドに接続し、構造化データの格納、ユーザー認証、プッシュ通知の送信といったタスクをわずか数分で実行できるようになります。
Windows Azure モバイル サービスは、一般的なタスクの繰り返しによる負荷を軽減すると同時に、開発や導入を支援するものです。最新のモバイル アプリケーションにとって最適なパートナーであり、皆様がお客様にご満足いただけるエクスペリエンスを提供するために必要なバックエンドとしてご利用いただけます。Windows Azure モバイル サービスを利用すれば開発を簡単かつ迅速に行えるので、素晴らしいアイデアをいち早く市場に投入したい場合にたいへん便利です。
Windows Azure モバイル サービスは今回のリリースによって、Windows 8 のアプリケーションでご利用いただけるようになりました。さらに今後は、iOS、Android、Windows Phone 向けのプレビュー リリースが続く予定です。
Windows Azure モバイル サービスをお試しいただくには、Windows Azure の無料評価版へのサインアップが必要になります (アカウントをお持ちでない場合)。既に Windows Azure のアカウントをお持ちの方は、[プレビュー機能] ページでプレビュー版の登録 (英語) を行ってください。このプレビュー版では、共通インスタンス上で実行される Windows 8 のアプリケーションを最初の 10 個まで無料でご利用いただけます。
モバイル サービスの作成は簡単
Windows Azure 無料評価版へのサインアップ、または Windows Azure モバイル サービスのプレビュー版の登録が完了したら、ナビゲーション ペイン下部の [+NEW] ボタンをクリックします。
[Mobile Service]、[Create] の順に選択します。
新しい SQL データベースを作成するか、既存のデータベースを選択します。プレビュー期間開始当初は、モバイル サービスのプロジェクトの展開先が米国東部のデータセンターに限定されます。このため、同地域以外の開発者の皆様には、遅延の発生が予想されます。
コストと遅延の管理のため、新規の SQL データベースの展開先、および既存のデータベースの移動先が米国東部のデータセンターになっていることを確認します。SQL データベースを新しいデータセンターに移動する方法については、こちらのページとこちらのページを参照してください。
Windows Azure モバイル サービスで Windows 8 のアプリを開発するには、Visual Studio 2012 Express と モバイル サービスManaged SDK をダウンロードする必要があります。その後は、下記のクイック スタートのとおりに手順を実行していただくだけです。
関連情報
Windows 8 のアプリケーションの構築を始める前に、いくつかのリソースに目を通していただくことをお勧めします。Scott Guthrie 氏のブログ記事 (英語) には、Windows Azure モバイル サービスで簡単に ‘To Do リスト’ アプリを構築し、実行する方法が紹介されています。また、同氏が Windows Azure モバイル サービスの概要を説明しているこちらのビデオ (英語) もご参照ください。さらに、デベロッパー センター (英語) には、次の処理に関する手順が記載されているのでチェックしてみてください。
- サーバー上でセキュアに実行される簡単なスクリプトを使用して、データへのアクセスを検証、認証する
- Windows Live 経由で簡単にユーザーを認証する
- わずか数行のコードで、トースト通知の送信とライブ タイルの更新を実行する
ご不明な点がありましたら、Windows Azure フォーラム (英語) で質問してください。フィードバックは mobileservices@microsoft.com までお寄せください。