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SQL Server 2014 の RTM 版をリリース、Hadoop 2.2 対応 Windows Azure HDInsight の一般提供を開始

このポストは、3 月 18 日に投稿された SQL Server 2014 Released to Manufacturing; Windows Azure HDInsight supporting Hadoop 2.2 Generally Available の翻訳です。

先日、データ プラットフォーム グループのコーポレート バイス プレジデントを務める Quentin Clark が、SQL Server 2014 の RTM 版のリリースを発表 (英語) し、これにあわせて Hadoop 2.2 をサポートする Windows Azure HDInsight の一般提供が開始されました。SQL Server 2014 では、ハイブリッド クラウド機能が強化され、オンプレミスのデータベース環境をクラウドに拡張しやすくなります。また、HDInsight では、パフォーマンス向上とデータ圧縮の改良が実現されると同時に、YARN の機能が活用できるようになりました。

Windows Azure HDInsight は、マイクロソフトが完全に Apache Hadoop をベースとして構築した Windows Azure 用ディストリビューションで、Hadoop クラスターに動的にプロビジョニングしてデータを処理し、Windows Azure の柔軟なスケーリング能力を活用することができます。お客様は既存の Windows Azure BLOB ストレージを利用するか、ネイティブな Hadoop HDFS ファイル システムにデータを格納することで、Hadoop クラスターに動的にプロビジョニングしてデータを処理したり、Windows Azure の柔軟なスケーリング能力を活用したりすることができます。

Windows Azure HDInsight は、クエリの応答時間が桁違いに高速化 (最大で 40 倍) され、またデータ圧縮が大幅に強化 (最大で 80%) されました。詳細については、パブリック プレビューの発表記事にてお読みいただけます。

Hadoop 2.2 をサポートする Windows Azure HDInsight の使用開始を検討しているお客様は、こちらのページ (英語) の案内をご参照ください。また、参考として以下に関連資料をまとめましたので、ぜひこちらもご確認ください。

Windows Azure HDInsight の一般提供に加え、SQL Server 2014 RTM 版のリリースも発表されました。2014 年 4 月 1 日の一般提供開始より、SQL Server 2014 のダウンロード購入、または Windows Azure の仮想マシンでのサブスクリプション購入が可能です。

SQL Server 2014 では、Windows Azure ストレージへのバックアップ (英語) および Windows Azure 仮想マシンを AlwaysOn のセカンダリとして使用する (英語) ようにセットアップする機能など、新しいハイブリッド環境のシナリオを Windows Azure ユーザーの皆様にご利用いただけます。これにより、コスト効率に優れ、短時間で復旧可能な、クラウドによる災害復旧 (DR) シナリオが実現できます。また、SQL Server Management Studio の使いやすいインターフェイスから Windows Azure へのマネージ バックアップを使用して、クラウド バックアップを自動化できます。マネージ バックアップでは、データベースの処理状況 (ストレージの最大保存容量、管理、およびデータ損失の最小化) に基づいてバックアップのスケジュールをカスタマイズ可能です。

また、マイクロソフトは SQL Server Backup to Windows Azure Tool を発表しました。これは、古いバージョンの SQL Server 用に開発された、Windows Azure での暗号化バックアップと圧縮バックアップをサポートするツールです。同じく 4 月 1 日に一般提供が開始されます。

同日に SQL Server 2014 が Windows Azure 仮想マシンでリリースされるため、ミッション クリティカルなパフォーマンスやインメモリ テクノロジをクラウドですぐに利用できるようになります。SQL Server 2014 には SQL Server データベースを Windows Azure 仮想マシンにデプロイするウィザード (英語) が用意されているため、短期間での業績向上が期待できます。

4 月 1 日にリリースされる SQL Server および Windows Azure について、下記の関連情報をご利用いただけます。新しいハイブリッド シナリオに向けてご準備ください。

  • こちらのページから登録すると、SQL Server 2014 の一般提供開始時に通知をお受け取りいただけます。
  • SQL Server 2014 のハイブリッド クラウド環境のシナリオについての詳細は、こちらのサイト (英語) を参照してください。
  • ハイブリッド クラウド向けの SQL Server 2014 プラットフォームのホワイト ペーパーは、こちら (英語) からダウンロードしていただけます。
  • SQL Server Backup to Windows Azure Tool の使用開始については、こちらのページ (英語) を参照してください。

Eron Kelly
ゼネラル マネージャー
データ プラットフォーム グループ