Hadoop のリアルタイム分析を可能にする Storm プレビュー版を発表
このポストは、10 月 15 日に投稿された Microsoft brings real-time analytics to Hadoop with Storm preview の翻訳です。
マイクロソフトは Strata + Hadoop World (英語) において、Azure HDInsight 上の Apache Storm (英語) クラスターのプレビュー版を発表しました。Apache Storm は Hadoop エコシステムのオープン ソース プロジェクトであり、数百万のイベントを安定して処理できるイベント処理分析プラットフォームを提供するものです。今回の発表により、Hadoop のユーザーは発生したイベントに関するより詳細な情報をリアルタイムで入手できるようになりました。
Storm は Azure HDInsight に統合された管理されたクラスターであり、セットアップの容易さ (数回のクリックで数分で完了)、高可用性 (24 時間 365 日監視、Azure SLA による稼働率の保証)、柔軟なスケーリング能力 (ニーズに合わせてリソースを追加可能)、充実した Azure エコシステムとの統合 (Event Hubs、HBase、VNET など) といったメリットが提供されます。Storm は多くの場合、Event Hubs や Apache Kafka などのイベント キュー システムと統合されます。
Storm をお試しいただく前に、以下のドキュメントをお読みください。
- Azure HDInsight における Storm の概要 (英語)
- HDInsight における Storm のワード カウント トポロジの概要 (英語)
- SCP.NET と C# を使用して、ストリーム データ処理アプリケーションを Storm で開発する (英語)
- Storm と HDInsight を使用してリアルタイム センサー データを分析する (英語)
また Strata + Hadoop World (英語) の会場では、マイクロソフトのパートナー企業である Hortonworks が、Hortonworks Data Platform 2.2 (HDP 2.2)の一般公開 (英語) と Azure 認定取得 (英語) について発表しました。HDP 2.2 の重要な役割の 1 つとして、Hortonworks のお客様のオンプレミス データを、Falcon を使用して Azure に自動的に移行する機能があります。Falcon (英語) はデータセットの移動と処理を可能にする、HDP のオープン ソース プロジェクトです。お客様は HDP 2.2 を使用することで Azure へのデータの自動バックアップをスケジュール設定することができます。これにより、ハイブリッドの開発/テスト アーキテクチャを展開したり、ニーズに応じてより大規模な Hadoop をクラウドに構築して負荷の急増に対処したり、Azure Machine Learning や Power BI for Office 365 などのマイクロソフトの充実したクラウド データ プラットフォームと統合するといった、さまざまなシナリオの可能性が広がります。
Strata + Hadoop World でのマイクロソフトの詳しい発表内容については、こちらのマイクロソフト公式ブログ記事 (英語) をお読みください。