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ExpressRoute for Office 365

このポストは、3 月 17 日に投稿された ExpressRoute for Office 365 の翻訳です。

昨年マイクロソフトは、Azure ExpressRoute をリリースしました。Azure ExpressRoute では、インターネットを経由しない高帯域幅の専用プライベート接続を使用して、IT インフラストラクチャを簡単に Azure に拡張することができます。Azure ExpressRoute はリリース以降、世界各地の 16 の拠点で順次公開され、20 近くのパートナーの協力を得たことで、世界中のどこからでもエンタープライズ クラスの信頼性と予測可能なネットワーク パフォーマンスを実現できるようになりました。

このたびマイクロソフトは、近日中にも ExpressRoute を通じて Office 365 にアクセスできるようになることを発表しました。ExpressRoute では、回線ごとにデュアル接続を提供することで、高可用性と 99.9% の稼働率を保証しています。既に多くの企業が ExpressRoute を使用して、オンプレミスのインフラストラクチャとの共存で Azure を利用しています。Harper Collins (英語) 社のインフラストラクチャおよび企業運用責任者である Jay Hunter 氏は、ExpressRoute について次のように述べています。

「クラウドで企業システムを運用する場合、エンタープライズ クラスの接続性を確保できることが必須となります。ExpressRoute では非常に高レベルのセキュリティ、サービス品質、帯域幅が提供され、管理された方法で Azure に接続することができます。ExpressRoute を使用すると、ロンドンにあるオフィスとダブリンの Azure 間のトラフィックの所要時間は往復で 14 ms ほどであるため、アプリケーションを使用する従業員がパフォーマンスにストレスを感じることはありません。」

ExpressRoute for Office 365 の提供が開始されると、単一のネットワークから Azure と Office 365 の両方にアクセスし、Harper Collins 社で実現されたものと同じ可用性の保証、データのプライバシー、パフォーマンスの制御といったメリットを得ることができます。ExpressRoute for Office 365 のリリースは、2015 年の第 3 四半期を予定しています。

今回の発表の詳細については、Julia White によるブログ記事 (英語) をご覧ください。また、サービスの詳細については、ExpressRoute の Web サイトをご確認ください。