新機能! Dropbox から Windows Azure Web サイトへのデプロイ
このポストは、3 月 19 日に投稿された New! Deploy to Windows Azure Web Sites from Dropbox の翻訳です。
Windows Azure Web サイトにソース コードを発行する手段には、現在、数多くの選択肢があります。たとえば、Visual Studio や Web Matrix などの開発ツールから発行したり、自身の PC 上にあるローカルの Git レポジトリからコードを送信したりできます。また、Team Foundation Service (英語)、GitHub (英語)、CodePlex (英語)、Bitbucket (英語) などのプロバイダーから継続的にデプロイするように設定することもできます。これらはいずれもそれぞれにすばらしい機能を備えていますが、ユーザーはツールに精通する必要があり、そのためにはある程度の学習を積まなければなりません。しかし、本日リリースの Azure 管理ポータルでは、新しく Dropbox からのデプロイがサポートされますので、そのような学習の心配はなくなります。
Dropbox は、ローカルの Dropbox フォルダーにファイルをコピーするだけで、簡単に複数のコンピューターでファイルを共有できるようにするフリーのサービスです。これにより、Web サイトも簡単に Windows Azure にデプロイできます。ファイルを自分の Dropbox フォルダーにコピーして、デプロイ用のボタンをクリックするだけです。これ以上簡単な方法はありません。以下に、設定の方法を説明します。
- Azure 管理ポータルで、ダッシュボードまたはクイック スタートのページから「Set up deployment from source control」をクリックします。
- ウィザードで Dropbox を選択し、クリックして次に進みます。Windows Azure に、自分の Dropbox\Apps\Azure フォルダーへのアクセスを許可します。
- Web サイトのソース コードを格納する、Dropbox\Apps\Azure 配下のサブフォルダーの名前を指定します。
デプロイするには、単純に、ローカル コンピューター上の指定したフォルダーにソース ファイルをコピーします。ポータルで「Sync」ボタンをクリックすると、コードが Dropbox から Windows Azure に同期されます。これで完了です。
Windows Azure SDK でサポートされるプラットフォームはすべてサポートされます。このため、.NET、PHP、Node アプリケーションについても、ソース ファイルをコピーすれば、サイトをデプロイし実行するサーバーに同様の処理が行われます。デプロイ時の処理を制御したい場合は、Git デプロイ用にサポートされている同じカスタム デプロイ スクリプト (英語) の機能を利用できます。
他のデプロイ方法と同様、Windows Azure でも Web サイトのデプロイ履歴が保持されます。このため、何をデプロイし、いつ公開したのかを簡単に確認できます。また、以前の状態に戻したい場合は、デプロイ履歴からボタンをクリックするだけで以前のバージョンを再度デプロイできます。
実際のデモをこちらの 2 分間のスクリーンキャスト (英語) でご覧ください。Windows Azure へのデプロイはとても簡単になりました。ぜひ実際にお試しください。