シンプルな Azure Web Sites のデプロイメント
このポストは、7 月 28 日に投稿した Simple Azure Websites: Deployment の翻訳です。
Azure Web Sites へのデプロイメントで私が好んで使用するのは Git です。それは私が、Git を使用してデプロイする機能にその黎明期 (当時は Kudu (英語) という名称でした) から関わってきたからです。
しかし、ローカル マシンからいくつかのファイルをデプロイしたいだけのときは、Git では大掛かりになりすぎです。そういった場合に役立つのが WebDeploy (別称 MSDeploy) です。
WebDeploy はコマンドラインから使用するのでちょっとした慣れが必要です。発行プロファイルを (Azure Web Sites ダッシュボードから) ダウンロードしたら、そこから情報を抽出し、それをまとめると、次のようなコマンドラインになります。これでローカル フォルダーを Azure Web Sites にデプロイできます。
msdeploy.exe
-verb:sync
-source:contentPath=”c:\FolderToDeploy”
-dest:
contentPath=’MyAzureSite’,
ComputerName=”https://waws-prod-blu-001.publish.azurewebsites.windows.net:443/msdeploy.axd?site=MyAzureSite”,
UserName=’$myazuresite’,
Password=’fgsghfgskhBigUglyPasswordjfghkjsdhgfkj’,
AuthType=’Basic’
これでは長くて複雑ですね。そこで…
お助けツール WAWSDeploy
もっと簡単にできないかと思い、コマンドラインをできるだけシンプルにする簡単なツールを作成しました。同じく Azure ポータルから公開プロファイルをダウンロードする必要がありますが、後は次のシンプルなコマンドを実行するだけです。
WAWSDeploy c:\FolderToDeploy MyAzureSite.PublishSettings
基本的には、ファイルの場所を指定するだけです。ツールがプロファイルの必要な情報を割り出してくれます。zip ファイルの中身を直接デプロイすることもできます。
WAWSDeploy c:\MyFiles.zip MyAzureSite.PublishSettings
ツールを入手するには、自分でソース (英語) からビルドするか、Chocolatey (英語) からダウンロードしてください。
その他のメモ
- このツールはビルドが不要なシンプルなサイト向けです (ASP.NET MVC には向いていません)。
- 片手間に作った簡単なツールですので、マイクロソフトが公式にサポートしている訳ではありません。
- WebDeploy と同様、WAWSDeploy も Windows にのみ対応しています。
私のブログ (英語) で Kudu や Azure Web Sites の開発について詳しく紹介しているので、ぜひご覧になってください!