Azure VM 用 Visual Studio Release Manager の紹介
このポストは、11 月 18 日に投稿された Visual Studio Release Management for Azure VMs の翻訳です。
Visual Studio Release Manager は、数段階に分けられたデプロイメントの自動化や、リリース プロセスの管理を行う優れたソリューションです。先日の TechEd では、Azure VM の拡張モデルを使用した、Visual Studio Release Manager Extension (英語) (翻訳: SATO NAOKI ブログ: Azure: 新しいMarketplace、ネットワークの改善、新しいBatchサービス、Automationサービスなど) と Azure Ibiza ポータルの統合が発表されました。Release Management (RM) を既にご利用いただいている場合は、この拡張機能を使用してブートストラップ処理を簡略化することができます。RM とライセンス情報の概要については、こちらのページをご覧ください。
次にリリース プロセスの概略図を示します。
リリース管理プロセスに Azure Virtual Machines (VM) を導入する場合、各 VM 上で PowerShell DSC と Windows Management Framework を構成する必要があります。この作業は Release Manager Extension で行います。Azure Ibiza ポータルで VM を表示し、Release Management Extension を追加します。構成が完了した VM は、Release Manager コンソールから管理できるようになります。このプロセスの詳細については、こちらのブログ記事 (英語) を参照してください。
この操作を自動化するには、こちらのページから Azure PowerShell コマンドレットをダウンロードして、次のコマンドレットを実行します。
$publicConfig = ConvertTo-Json -Depth 8 @{
SasToken = ""
ModulesUrl = ""
ConfigurationFunction = ""
Properties = @{
}
}
$vm = get-AzureVM -ServiceName $svcName -Name $name
Set-AzureVMExtension -ExtensionName DSC -Publisher Microsoft.Powershell -Version 1.* -PublicConfiguration $publicConfig -VM $vm
Update-AzureVM -VM $vm.VM -ServiceName $svcName -Name $name
統合された RM とポータルが皆様のお役に立てば幸いです。Release Manager チームでは、Azure でのデプロイ プロセスを管理するために、さらに充実した高度な統合を今後のリリースでご提供できるように取り組んでいます。引き続きご注目ください。
更新情報:
私の以前の記事では、DSC ベースの拡張機能のさらなる改良を目指して開発中の新機能を数点ご紹介しました。これらの機能は RM Extension にも適用されるため、ここでも改めてご紹介したいと思います。
1. Installed Extension リストの [Release Management]
リストに含まれる Release Management は、設定に DSC テクノロジを使用します。現時点では、インストールされた拡張機能の 1 つとして、Ibiza の UI に "DSC" というステータスが表示されますが、今後のリリースでは、DSC で管理されるコンポーネント (ここでは Release Management) のより詳細なステータスを表示できるようにしたいと考えています。
2. ポータルおよび PowerShell からの詳細なステータス レポートの作成
この拡張機能に関するすべての詳細な構成ログは VM 上で利用可能ですが、UI や Azure PowerShell コマンドレットからレポートを作成することはできません。今後のリリースでは、他の拡張機能と同様に、REST API を使用してこの詳細なステータスを提示し、ポータル、PowerShell、その他のクライアントで利用できるようにする予定です。
3. Server 2012 以下のバージョンのサポート
DSC の現在のバージョンは Windows Server 2012 R2 をサポートしていますが、今後のリリースでは、Windows Server 2012 およびその下位のバージョンもサポートするように現在取り組みを進めています。Windows Server 2012 のサポートに関する最新情報は、近日中に公開予定です。