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Azure SQL Database に新機能を導入

このポストは、7 月 31 日に投稿した Azure SQL Database adds new features の翻訳です。

4 月に、Microsoft Azure SQL Database の新しい Basic、Standard、Premium のサービス レベルについてご紹介しました。この新しいサービス レベルでは、予測可能なパフォーマンス、データベース サイズの拡大、機能の拡充を通じて、クラウド向けに設計されたデータベースのワークロードを活用することにより、これまでよりも容易にイノベーションを促進していただけます。今回はこのサービス レベルのプレビュー版に、さらに機能が追加されます。

- 監査 : 新しい監査機能では、ご利用のデータベースで発生するすべてのイベントを追跡、記録します。これにはデータに対する更新やクエリの実行などが含まれます。ダッシュボード ビューおよびレポートでは、データベース イベントをひとめで把握できます。監査機能を使用すると、コンプライアンス関連のアクティビティを合理化し、データベースで起こっていることに関する情報を把握して、傾向、不整合、異常を特定できます。これによりビジネスの可視性が強化され、また、ビジネスの懸念事項の発見やセキュリティ違反の感知にもつながります。監査イベントは監査ログに書き込まれます。監査ログはお客様が指定する Azure ストレージ アカウントに格納され、Azure Storage の料金が適用されます。監査機能を利用できるサービス レベルは Basic、Standard、Premium で、新しい Azure 管理ポータル (プレビュー) および標準 API からのみ提供されます。

- 標準の地理レプリケーション : 災害発生時に、非同期に複製されたセカンダリ データベースへと引き継ぎ可能な、マイクロソフトが管理する地理レプリケーション サービスを選択してご利用いただけます。Azure のリージョンは、少なくとも 500 マイル (約 800 km) 以上離れ、かつデータに対する主権を確保するために地政学的に同じ領域内にある地域どうしをあらかじめペアにしています。標準の地理レプリケーションは、現在の Azure 管理ポータルおよび標準 API を使用して、Standard および Premium のデータベースで利用可能です。標準の地理レプリケーションはセカンダリ データベースに適用されるコストがかかります。セカンダリ データベースの請求額はプライマリ データベースの 75% です。

- 地理リストア (Geo-restore) : 最も必要なときの緊急のデータ復旧に対応できるよう設計されています。地理リストア機能を利用すると、万が一の重大な障害が発生した際に任意の Azure リージョンにデータベースを復旧できます。地理リストアは、日々のデータベース バックアップに地理冗長 Azure BLOB ストレージを使用します。現在の Azure 管理ポータルおよび標準 API を使用して、Basic、Standard、Premium で利用可能です。

 

新しいサービス レベルの詳細

 

Basic

Standard

Premium

SLA で保証される稼働率

99.95%*

データベースのサイズ制限

2 GB

250 GB

500 GB

セキュリティ

監査 (新機能)**

特定時点への復元

7 日以内の任意のポイント

14 日以内の任意のポイント

35 日以内の任意のポイント

災害復旧

地理リストア (新機能)

標準の地理レプリケーション。セカンダリに引き継ぎ可能 (新機能)

アクティブ地理レプリケーション。最大 4 つの読み取り可能なレプリカ

パフォーマンス レベル

Basic

S1

S2

P1

P2

P3

*プレビューの追加使用条件で定義されているとおり、SLA は一般提供が開始されたときに有効になるため、Azure プレビュー版には他のサービス条件が適用されます。
**新しい Azure 管理ポータル (プレビュー) でのみ利用可能です。

関連情報
Azure SQL Database の詳細については、以下の関連資料を参照してください。

-     SQL データベースの概要

-     料金とサービス レベル

新しいサービス レベルに追加されるすばらしい機能が、Azure を使用するお客様の継続的なイノベーションのお役に立てれば幸いです。Azure SQL Database をまだお試しいただいていないお客様は、今が絶好のチャンスです。今すぐ無料評価版をお試しください。