アジア リージョンで Azure SQL Database の最新バージョンの一般提供を開始、災害復旧目標を上方修正
このポストは、2 月 24 日に投稿された Announcing latest version of Azure SQL Database now GA in Asia; improvements to disaster recovery objectives の翻訳です。
1 月に発表させていただいたとおり (英語)、Azure SQL Database の最新バージョン (V12) の一般提供を開始しました。はじめにヨーロッパ、次に米国と、対象リージョンを段階的に拡大してきましたが、 このたびアジア リージョンでも一般提供が開始されました。 これに加え、最新バージョン (V12) のデータベースすべてで、災害復旧目標を大幅に上方修正しました。最大で 360 倍にもなります。 今回の機能強化によって、Azure SQL Database が持つクラウド ベースの基幹業務ワークロードとしての優位性がさらに高まると同時に、オンプレミスのデータベース アプリケーションの移行がずっと容易になりました。
アジア リージョンで Azure SQL Database の最新バージョンの一般提供を開始
今回アジア リージョンで一般提供が開始されたこの最新バージョンは、SQL Server エンジンとほぼ完全な互換性を持っています。また、S3 という新しいパフォーマンス レベルが導入されたほか、Premium レベルでは料金据え置きのままパフォーマンスが 25% 向上しています。 ハードウェア関連コストや IT 業務の負担を軽減するために、既存の SQL Sever アプリケーションを Azure に移行することを検討中のお客様にとっては、今回の機能強化によって移行作業が大幅に効率化されることになります。
一般提供が開始されたリージョンでは、新規サブスクリプションとそこに作成されたデータベースに対して新しいサービス アーキテクチャが適用され、最新の機能 (英語) にアクセスすることができます。一般提供が開始されたリージョンで既にサーバーやデータベースをご利用のお客様は、アップグレードを実行するかどうか、また、現行の Basic、Standard、あるいは Premium の各データベース レベルを新しい V12 サービス アーキテクチャに移行して新機能を使用するかどうかを選択できます。 一般提供版の料金は、2015 年 4 月 1 日から、V12 の一般提供が開始されたリージョンで適用されます。
災害復旧目標を大幅に上方修正
最新バージョン (V12) では、すべてのリージョンで目標復旧時点 (RPO) と推定復旧時間 (ERT) が最大 360 倍まで大幅に上方修正されました。RPO は復旧後にアプリケーションが損失する可能性のある直近のデータ変更量 (時間間隔) のことで、 ERT は復元またはフェールオーバーの要求の発生後にデータベースが完全に機能を取り戻すまでにかかる推定時間のことです。
最新の Azure SQL Database (V12) の詳細については、こちらのドキュメント ページ (英語) をご覧ください。
新しいサービス アーキテクチャと機能が皆様のお役に立ちますと幸いです。 マイクロソフトでは、クラウドへの業務移行とハードウェア コストや IT 業務負担の軽減を目指すお客様を後押しできるように、「サービスとしてのデータベース」の価値向上に引き続き取り組んでまいります。