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Azure Site Recovery が NetApp Private Storage for Microsoft Azure をサポート

このポストは、5 月 4 日に投稿された ASR Now Supports NetApp Private Storage for Microsoft Azure の翻訳です。

シカゴで開催された Ignite 2015 (英語) において、マイクロソフトと NetApp は、セカンダリ データセンターに投資することなく Hyper-V ワークロードの災害復旧を単純化する方法をユーザーの皆様にご紹介しました。さらに、Azure Site Recovery (ASR) を使用して、SAN ベースのオンプレミス アプリケーションを NetApp Private Storage (NPS) for Microsoft Azure に接続された Azure コンピューティングにレプリケートし、復旧する方法のデモ (英語) もお見せしました。この方法により、企業のお客様は Equinix Cloud Exchange 経由で、Azure コンピューティングのリソースを Equinix データセンターに配置された NetApp Private Storage に接続させることができます。

ASR と System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を使用すると、オンプレミスの NetApp FAS Storage から NetApp Private Storage for Azure へ、アレイベースのレプリケーションを行うことができます。オンプレミスにデプロイされた Hyper-V 仮想マシンは Azure にフェールオーバーし、iSCSI 経由でレプリケートされたストレージ LUN に接続します。

SAN ベースのワークロードを Azure に移行するには、ASR で一般提供されている 2 つの主要レプリケーション機能を使用します。

以下の図にソリューション トポロジを示します。

SCVMM、ASR、NPS を使用すると、NPS に接続された Azure コンピューティングに対し、SAN ベースの Hyper-V ワークロードのレプリケーションと災害復旧を有効にすることができます。ストレージ アレイを使用するシームレスなエンドツーエンドのレプリケーションと災害復旧になります。

  • Ÿ**NEW** SAN ベースのアプリケーションを Azure へ移行: ASR と SCVMM によってストレージとコンピューティング両方のターゲット オブジェクトの作成と管理を自動化し、確実な復旧を実行します。保護と復旧は Virtual Machines および Storage に対応しているので、従来災害発生後のワークロードの復旧に必要だった手動での操作や複数の管理者ロールを減らすことができます。
  • Ÿ**NEW** NetApp Private Storage for Microsoft Azure のサポート: 企業のお客様は、Azure の拡張性と柔軟性に、NetApp ストレージのティア 1 アプリケーション (SQL Server、SAP など) に対する管理性とパフォーマンスを組み合わせた、即応性の高いクラウド インフラストラクチャを構築できます。
  • Ÿ**NEW** 複数の VM 間の一貫性とレプリケーション グループ: 複数の仮想マシンを保護し、レプリケートすることにより、一貫性を維持しながらアプリケーション層のレプリケーションとフェールオーバーを同時に実行しなければならないような N 層アプリケーションもサポートされます。NPS にレプリケートされたデータ ディスクと Azure Internal Load Balancing (ILB) を使用して、Azure 内で共有ディスク SQL Server クラスターをオンラインにします。

ASR と NetApp SnapMirror を組み合わせて使用すると、簡単にデプロイできる災害復旧環境の中で、データベースや電子メールなどのビジネスクリティカルな仮想ワークロードを確実に保護できます。ASR SAN レプリケーションに SnapMirror を利用することで、エンタープライズ環境のアプリケーション ワークロードを Hyper-V で安定的に実行しながら、これらのワークロードの災害対策をさらに強化できます。

ソリューションを実際に使用しているようすを、オンプレミスの SQL Server クラスターと共有ディスクの Azure へのレプリケーションとフェールオーバーの方法を説明する次のデモ ビデオでご覧いただけます。

  • ASR レプリケーションを使用して、2 つのノードの SQL Server クラスターの OS ドライブを Azure にレプリケートします。
  • NetApp SnapMirror によるアレイベースのレプリケーションを使用して、オンプレミスの SAN から NPS へデータとクォーラム ディスクをレプリケートします。
  • ASR により、エンドツーエンドのフローのオーケストレーションを行います。SQL Server クラスターから NPS に接続された Azure コンピューティングへのレプリケーションとフェールオーバーがシームレスに有効になります。
  • ASR によってストレージとコンピューティング両方のターゲット オブジェクトの作成と管理を自動化し、確実な復旧を実行します。

SAN ベースの Hyper-V ワークロードの NPS へのレプリケーションと災害復旧の設定方法については、NetApp 提供のソリューションの設定とテストに関するホワイトペーパー (英語) をご覧ください。NetApp ブログ (英語) でも詳細をご確認いただけます。

このソリューションは、マイクロソフト、NetApp、その他のストレージ企業による標準ベースのストレージ管理への大規模な投資によって実現しました。詳細については、Storage Networking Industry Association (SNIA) のブログ (英語) をご覧ください。

Azure Site Recovery に関する追加情報の入手や他のお客様とのコミュニケーションには MSDN フォーラムをご利用ください。Hyper-V サイトと Azure 間のストレージ アレイベースのレプリケーションと災害復旧を有効にするには、System Center 2012 R2 VMM 用の更新プログラムのロールアップ 5.0 が必要です。詳細については、こちらの Azure Site Recovery のドキュメントを参照してください。

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