Azure を管理する Microsoft アカウントの失効にご注意を
Microsoft Azure の「アカウント管理者」として登録されている Microsoft アカウントが失効すると、Azure サブスクリプションが無効化されてしまいます。
通常時、Azure の管理を共同管理者やサービス管理者の ID のみで運用していて、アカウント管理者の ID では管理ポータルやアカウントポータルにアクセスしていないという場合はご注意ください。
Consumerサービスとして提供されている Microsoft アカウントは連続して 2 年以上サインインしていない場合、サーバーから自動的に削除されます。アカウントへの「サインイン」の例としては下記のようなものがあります。
サインイン先の例
- OneDrive (https://onedrive.live.com/about/ja-jp/)
- Azure アカウントポータル (https://account.windowsazure.com)
- Azure 管理ポータル(https://manage.windowsazure.com)
有効期限が切れたMicrosoft アカウントでサインインを試みようとした場合は、「指定した Microsoft アカウントは登録されていません。」というメッセージが表示され、サインインできません。この Microsoft アカウントをアカウント管理者として作成された Azure サブスクリプションは無効化されてしまいます。 現在のところ、失効前の通知などはありませんので、Azure のアカウント管理者となっている ID によるサインインを定期的に行っていただくようにお願いします。
アカウント管理者の種類と権限の関係についてはこちらをご参照ください。
Azure スライドシリーズ S93 「Microsoft Azure サービスの管理」
https://www.slideshare.net/MicrosoftAzure_Japan/s93-microsoft-azure
EA 管理者、サービス管理者、共同管理者として登録されている Microsoft アカウントが失効しても、Azure サブスクリプションに与える影響はありません。
なお、アカウント管理者として Microsoft アカウントではなく組織アカウント (Azure AD のアカウント)を設定することも可能です。その場合は (Microsoft アカウントではないので)上記のアカウント失効は起きません。
参考
Microsoft アカウントとは? > アカウントの有効期限
https://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/about/default.aspx
Azure への組織としてのサインアップ
https://azure.microsoft.com/ja-JP/documentation/articles/sign-up-organization/